:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

名古屋大学博物館

●5月30日
名古屋大学博物館を見学

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ウミユリ化石。
名古屋大学博物館には、日本古生物学会会長で
ウミユリがご専門の大路先生がおられます。

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エドモントサウルスのボーンベッド状態。
恐竜も多くは有りませんが、貴重なものが展示されています。
去年の大阪市立自然史博物館の特別展「トリケラトプス展」の
監修
を担当され、トリケラトプスの、そして恐竜の前肢の研究で
著名な藤原先生にもご挨拶出来ました。

特別展
「関戸弥太郎と宇宙線望遠鏡」
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宇宙線望遠鏡模型

宇宙線研究に関しては、流石にしっかりと理解するほどの
知識も無いのですが、望遠鏡ドームの構造や
関戸弥太郎氏の人柄と研究の人生が興味深く。
ちょうど、少し前に同じ名古屋大学に在籍されていた
大沢文夫氏の著書を読んでいた事もあり、なんとなく
戦後の名古屋大学の雰囲気が感じ取れたような気がします。


恐竜・古生物情報メモ&近況報告.4.13

●第42回「化石を語る」文化講演会
「トリケラトプス復元学―原生種の骨と肉の先に垣間見える過去の世界―」
講師:藤原慎一博士 (名大博物館)
平成27年4月29日(祝)13時30分~ 於:名古屋市科学館
申し込み方法等詳細>こちら 
2014年に大阪市立自然史博物館で開催のトリケラトプス展
監修をされた藤原先生の講演です。


オヴィラプトロサウルスの性的二形(恐竜の楽園)
オヴィラプトルに代表されるオヴィラプトロサウルス(類)の中の
カーンの状態の良いシッポの化石からオスメスの違いを
見分けられるのでは、という研究。
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カーン頭骨レプリカ。
アメリカ自然史博物館にて撮影。


●丹波竜(タンバティタニス)のフィギュア、完売
 (大阪市立自然史博物館ミュージアムショップ)>元記事
2〜3年の販売期間を想定しての生産数が、1年でほぼ完売。
残すは各取り扱い店の店頭在庫のみとの事。再生産は未定だそうです。
個人的には、丹波市の公式フィギュアとして専門家が
しっかり関わった商品である事をフルに利用した広報が大きかったと思います。
特にポスター・チラシのデザインは私もお気に入りでした。
丹波竜フィギュアページ


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●4月11日
大阪市立自然史博物館・特別展「スペイン奇跡の恐竜たち」spain-dino.jp 
関連イベント・「恐竜のかざり」に参加してきました。
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林先生による常設展示解説。
この後、講堂でお話&さまざまな標本を見ながらの質疑応答。
博物館に所属の世界レベルでの研究を行われている恐竜研究者の
講座が定期的に行われている、というのは、私の子供の頃には
まず無い事でした。こういった講座に参加している子供産達が
ちょっと羨ましかったりもします。

ブロントサウルス復活?

一度は名前が消えてしまったブロントサウルスという学名が
復活するかも、という研究が出ました。
詳細はこちら等。

ブロントサウルス復活の研究&論文紹介(「恐竜の楽園」より) 
ディプロドクス科の恐竜の系統解析を新たに行った、という研究です。
その結果の1つとしてブロントサウルスの属名復活があります。
恐竜の研究に興味のある方なら、英語苦手でも論文ダウンロードしてても良いかと。 
画像も多めですし、ブロントサウルス、アパトサウルスが属する
ディプロドクス科一覧表も判りやすいです。
ちなみにアパトサウルス属とブロントサウルス属の違いは、
現生動物だとゾウ科の中のアジアゾウとアフリカゾウの違いになります。
と考えると、結構大きい違いですね。

ここからは、私がこれまで見たアパトサウルスいろいろ。

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アメリカ自然史博物館のアパトサウルス・エクスケルスス
元々ブロントサウルスとして展示されていたものが、アパトサウルスになり、
今回の研究に基づくと再びブロントサウルスに戻る事になる骨格。
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ブロントサウルス時代の頃の骨格をイメージした模型。
実際の展示では、首はもっと真っすぐでしたが。


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シカゴ・フィールド博物館のアパトサウルス
種は.sp(種不明)だったかな?(解説パネル、撮り忘れた)。
ブロントサウルスとして展示されていたころに
チャールズ R ナイトによって描かれた壁画が飾られています。


カーネギー自然史博物館のアパトサウルス・ルイザエ
カーネギ自然史博には一度行って、このアパトサウルスも見ては
いるのですが、画像のネット掲載は基本ダメらしいので、
スミソニアン博物館のブログから。
こちらは最初からアパトサウルスとして報告されているので、
今回の論文でもアパトサウルスのまま。


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オクラホマ・サムノーブル自然史博物館のアパトサウルス。
手前にサウロファガナクスが被っていて分かりにくいですが。
解説パネルを撮り忘れて種名が確認できないのですが
(アヤクス種で良いのかな?)、
アパトサウルスとしては最大の個体だそう。
今回の論文では、ブロントはアパトよりも基本的には
小さいそうなので、このアパトは多分アパトのまま。
というか、このアパトの画像、良いのが撮れてないんですよね。
もう一回、撮り直しに行きたい。
ペルム紀展示もリニューアルしたようですし。

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東京・国立科学博物館のアパトサウルス・アヤクス。
頭部とシッポの後ろ半分、胴体の左半分は無いのですが、
それ以外はほぼ完全に残った標本を基に復元された骨格。
今回の論文では、アパトサウルスともブロントサウルスとも違う新属新種に
なる可能性があるのだとか。
現在(2015年4月)は国立科学博物館の恐竜ホールは
リニューアル作業中。終了後には展示に戻ってくるのでしょうか?


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私が製作したブロントサウルス旧復元とアパトサウルス現代版復元。
このアパトサウルスは、エクスケルスス種ベースの骨格図と
アメリカ自然史博とフィールド自然史博の骨格を参考にしているので、
今回の論文に合わせるとブロントサウルスに近いタイプかと。
アパトサウルスはサイトのギャラリーへのアップをサボっている間に
名前が変わってしまいそうです。

勿論「ブロントサウルスが復活」 といっても、名前(属名)が
有効になるんであって、ブロントサウルスと呼ばれた頃の
アノ姿(丸顔&山なりの背中)で戻って来る訳じゃないんですよね〜(笑)。
「覚えてる〜? ブロントだよ! 何十年ぶりかなぁ」「・・・って誰?」状態、です。
ブロント>アパトが一般化した頃(1970年代かな?)は、研究の進展で
恐竜復元の変化が大きかった時期(温血説&シッポが上がった頃)ですし、
頭骨もカマラサウルスタイプの丸顔からディプロドクスタイプの
細い顔になりましたから。

こういった系統解析の結果は、反論も想定されるのですが、
大凡納得されている感じがします。
というか、結構研究者の皆さんもブロントサウルス復活を歓迎してるような。


恐竜・古生物情報メモ&近況報告.4.2

「ロマレオサウルスとプレシオサウリアの初期進化」 
ロマレオサウルスはプリオサウルスではない可能性も。
(恐竜の楽園)
プレシオサウルスとして、典型的な首長竜の標本としてお馴染みだった物が、
その後ロマレオサウルスに属(&名前)が変わり、かつ首の短い&
頭の大きい首長竜・プリオサウルス類の系統に入るとされたのが、
今度はそうでもないかも、という流れ。
首長竜、という和名?を使うとややこしいんですが、プレシオサウルス、
プリオサウルス双方共に首の長さは語源になっていないんですよね。
またロマレオサウルスは、エラスモサウルス類(大型首長竜)に比べれば
首は短いものの、それでも首の長さと頭の小ささは「首長竜」感が十分で、
一方頭骨にはプリオサウルス類っぽいラインもあったりで、
その微妙な特徴の混ざり具合が魅力的な首長竜でもあります。


幻の海獣、最古の化石発見 県博物館学芸員
束柱類は古脊椎動物としては日本を代表するとって良い動物群。
デスモスチルスやパレオパラドキシアがその仲間ですが、
今回はその中のパレオパラドキシアの世界最古の化石発見というニュース。


三畳紀後期のワニの祖先・カルヌフェクス
陸上2足歩行で当時のトッププレデターだったかも、と。
尖った口先に横に幅のある後頭部という頭骨が
魅力的です。
ワニの祖先といっても、この時代のこの仲間は
今のワニとは随分違った姿・生態のものが多いです。


・オックスフォード大学自然史博物館と、そこで働く研究者さん達の様子。

ここの博物館は展示標本は勿論、展示方法や建物自体も魅力的。
知り合いの研究者さん数人からもお勧めされている博物館の1つです。
いずれ機会を見つけて、是非行ってみたいです。




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●恐竜・古生物イラストサイト「Extinct Creatures」に
白亜紀のウミガメ・メソダーモケリスを更新しました>こちら

●「世界の恐竜博物館見聞記」に
 ドイツ・ベルリン自然史博物館(2回目)を更新しました>こちら

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3月15日
兵庫県立人と自然の博物館セミナー「ゾウの進化はどこまで分かったのか 」
聴講してきました。ゾウ(長鼻類)の進化を総論的に&近年の研究と
その動向についてギッチリ聴ける貴重な機会。
化石種長鼻類復元についての重要な知見も幾つか。
また、新種のトカゲ類として記載報告された
パキゲニス・アダチイの特別展示も見学してきました。


「丹波竜の里公園」開園

●3月29日
兵庫県丹波市の丹波竜(タンバティタニス)発掘地近くの
元気村かみくげに「丹波竜の里公園」が開園、
そのオープンセレモニーに参加しました。

というか、セレモニーのお知らせが来たので、
セレモニーを”見る"つもりで気楽に現地に到着してみると
来賓席に自分の名前があって驚いたり
(&セレモニーで来賓者として名前も呼ばれて2度ビックリ)。



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「丹波竜の里公園」の目玉は、なんといってもこの
丹波竜・タンバティタニスの実物大模型。
私が製作した模型と小田隆さんが篠山層群・丹波プロジェクトで
製作した復元画を基に、恐竜ロボットで有名なココロ社が製作したものです。
私の製作した模型、フィギュア、小田さんの復元画(全身、頭部、環境復元図)
それぞれの良いとこ取りになっている感もあり、丹波竜・タンバティタニスの
イメージとして最後発ならではの出来にもなっているかと思います。
勿論、それもこれまでの模型や復元画、すべてを監修された
三枝先生の監修があっての事ですが。
全長15mは竜脚類としては中型とは言いますが、こうして実物大で見ると
十分大きいなぁ〜と。

丹波竜の里公園については、こちらの記事も。