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ひょうご恐竜化石国際シンポジウム その2

ひょうご恐竜化石国際シンポジウム・2日目

この日の会場は、丹波竜化石工房とその隣の山南ホール。
午前中は私と小田隆さんによる講演
「サイエンスカフェ・篠山層群の化石から
 白亜紀の生き物を復元する」です。
当初はサイエンスカフェという形式で、定員も30人程度、
会場は丹波竜化石工房セミナー室で、丹波の御菓子とお茶を
楽しみながら、研究者・参加者の皆さんで
恐竜復元を話しのネタに気軽に交流して貰えれば、という
企画だったのですが、参加希望者が直ぐに100人を越えてしまい、
会場も山南ホールに変更。お茶とお菓子も出せなくなってしまいました。
最終的には150人以上の参加者に。

開演の約1時間半前に会場に到着。
まずは研究者の皆さん、丹波竜化石工房を見学。

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入り口すぐのガストニアを見るなり
「私の友人だ!」とカークランドさん。
カークランドさんこそが、このガストニアの命名者なのです。
早速ここでガストニア&ヨロイ竜トーク全開。
ガストニア全身骨格のレプリカの展示は
国内ではかなり珍しいかと(常設としては唯一かな?)
また、このレプリカは基になった標本がかなり良い保存状態
という事で、カークランドさんお墨付きのもの。

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さらに、この原始的なテリジノサウルス類・ファルカリウスも
カークランドさんが命名。
ユタラプトル、ディアブロケラトプスもカークランドさんが
命名者ですね。

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この日から公開開始の、私が製作担当した
2013年版丹波竜模型の前でカークランドさん、
平山廉さんと。

ロマン・アミュさんは模型を見て「鼻孔の位置が
ウィトマー復元になってますね!」と。
細かいところまで、しっかり見てくださっていて嬉しい。

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と、その模型自体の画像を撮り忘れたので、
事前に撮っていた画像で紹介。

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講演開始直前。
前座として、私の恐竜教室やワークショップではお馴染みの
アレを。

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と、そこに事前の打ち合わせ無しで渡部さん乱入。
恐竜漫談が恐竜漫才に(笑)

さて、本番開始。
まずは私が丹波竜模型制作の工程を紹介。
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次は小田隆さんが、丹波竜骨格図製作をメインに。
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其の後は、研究者の皆さんからコメントを。
カークランドさんからは、私の丹波竜模型の後肢の爪について
ツッコミ(?) その一方で、その部分に関しては新標本が
発見されており、その研究次第でもあるとの情報が。
私も、参考にした資料についてお話する事で
意見の交換が出来ましたし、またカークランドさんが
ただ作品を褒めるだけでなく、しっかり細かい部分まで
見てくださっていた事が嬉しかったです。

1時間30分の講演時間のうち、最後の30分は
参加者全身で丹波竜化石工房に移動、
フリートーク形式という事に。

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改めて、多くの皆さんにガストニアを
解説中の先生方。


s-s-IMG_2711のコピー
こちらはファルカリウス解説中。
目の前の恐竜の命名者であるカークランドさん、
獣脚類が専門の對比地さん、
「モンゴル恐竜化石展」の目玉、あのタルボサウルス幼体の
発掘・研究などに関わられた渡部さん、
そしてこの画像には入っていませんが
羽毛恐竜の権威・徐星さんも同じ場所に居られるという
これ以上無い豪華なシチュエーション。

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小田さんのイラスト展示。


昼食時間
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ロマン・アミョさんが、なにやらゴソゴソ、、、、

s-246423_4593618884035_1745192487_n[2]
と、折り紙丹波竜が完成!
折り紙もですが、本人のポーズも決まりすぎ(笑)

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(画像3枚 平山廉さん撮影)
同位体研究という事で、私にとっては英語の壁も高く、
なかなか研究のお話をじっくり出来なかったのは
残念だったのですが、アミョさんは恐竜の復元や研究も詳しく、
また、こちらが模型作家という事で
向こうから話を合わせてくださる気遣いも。

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午後からは、所十三さんによる復元画ワークショップ。
私が同じようなワークショップを行うときは約30分ですが、
所さんは1時間30分。時間は3倍ですが、
内容はそれ以上の濃さのはず。

その他、会場では他にも様々な企画が行われていました。
こちらで紹介されています。

一方、午後からは、カークランドさん、徐星さん等と一緒に
「モンゴル恐竜化石展」見学へ。
案内はもちろん、展示されている標本の多くの発掘・研究に
携わってきた渡部さんです。
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実物化石はもちろん、今回の展示では数少ないレプリカも
しっかり画像に収めていくカークランドさん。
しかもガッツリなヨロイ竜トーク付き。
ヨロイ竜愛がこちらまで感染します。
このタラルルスについては、以前から不思議に
思っていた事がいくつかあったのですが、
それが今回、カークランドさんのトークで解決・すっきり。

会場では、一般の見学者さんに話しかけられ
しばらくお話されている徐星さん、という場面も。
英語が出来ると、こういう時にお得です。
何せお忙しい先生ですから、こういった機会は
地元の中国・北京でもなかなか遭遇出来ないかも、です。

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そして、最後に記念撮影。
この恐竜展には、もう何回も来ていますし、
その展示物の素晴らしさには毎回驚くのですが、
今回はその展示物に負けない豪華なメンバーでの
見学でした。

前回のシンポジウムの時も、
「こんな今までに無い企画が日本の、
 しかも東京ではなく関西で開催出来るなんて!」と
驚いたものでしたが、今回はそれを上回る規模・
内容になりました。
恐竜・古生物ファンの皆さんが、その分野の第一線で
活躍する専門家とこれだけの至近距離で話や交流出来る
機会の設定は、主催者側に「応援してくれている方、
興味を持ってくれている方、会場に来てくださる方に、
より楽しんで欲しい」という意識が
強くあったからこそだと思います。
今回のシンポジウムを企画・運営された
兵庫県立・人と自然の博物館、丹波竜化石工房、
またその他のスタッフの皆さんには感謝なのです。

こうなると、また次回も、と期待してしまいますし、
一方で他の地域でも、発掘・研究の進展と共に、
こうした企画が増えれば、と思います。


そして今回の戦利品

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カークランドさんからのお土産。
ディアブロケラトプスTシャツに、各パンフレット。

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そして、私が製作したメイ・ロンの画像カードに
そのメイの命名者・徐星さんのサインを!
復元に間違いもあるだろうし、ちょっと図々しいかな、
と思ったのですが、思い切ってお願いしてみました。
多分、多少のミスは見逃して下さったのでしょう。
早速、帰宅後フォトフレームに入れて飾っています。


最後に、今回のシンポジウム会場で声を掛けてくださった
皆様、ありがとうございました。
一方で、特に2日目は現場ではバタバタしており、
あまりお話しする時間が取れず申し訳ありませんでした。
他の教室・ワークショップ・集まりの際はもっと
時間も取れることも多いですので、これに懲りずまた
そういう機会に遊びに来て頂ければと思っています。
これからも、宜しくお願い致します。


オマケ
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カークランドさん撮影。

Comments

post
2013-03-23 12:51 
高井 No.1942 [Edit]
ロマン・アミョさんが、折られた「折り紙丹波竜」
これって、私の作品のような気がします (^_^?
http://www.asahi-net.or.jp/~uz4s-mrym/page/origami/sakihin/babyApa1.html
2013-03-26 18:03 
ふらぎ No.1943 [Edit]
■高井さん
確かに! 長方形の紙から折る所も一緒ですね。
アミョさんが折り紙を折られたとき、こちらはバタバタしていて
お話出来なかったんです。
でも、他の話をした時の雰囲気でも、高井さんの作品を
知っていても不思議ではない感じでした。
機会があったら、どこで覚えたのか聞いてみたいです。
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