●12月2日
兵庫県丹波市で開催の丹波竜フェスタの講演会に
登壇、またワークショップの講師を担当しましたので、その報告。

先日、
丹波竜化石工房・ちーたんの館の常設展示に
加わった原始的なテリジノサウルス類・ファルカリウスの
全身骨格。ファルカリウスの常設展示は国内では珍しいはずです。
また至近距離でじっくり見られるのも良いですね。
この館には、ファルカリウスの他にも国内では展示が珍しい
ヨロイ竜・ガストニアの全身骨格もあります。
丹波竜他、篠山層群で見つかった化石の展示・情報も充実し、
規模は小さくとも内容の濃い施設です。
午前中は講演会・「しゃべくり恐竜セブン+〜丹波竜の世界を徹底検証」
現在進行中の「篠山層群復元画丹波プロジェクト」を中心に
発掘現場で見つかる化石からどのように過去の世界を復元していくかを解説。

(平山廉さん撮影)

檀上の様子をこちら側から。
左側から
平山廉さん(早稲田大学)、
三枝春生さん(兵庫県立人と自然の博物館)、
山田敏弘さん(金沢大学)、
池田忠広さん(兵庫県立人と自然の博物館)。
小田隆さんによる丹波竜頭骨図製作過程での、研究者による修正指示と
その際のやりとりを解説中。こうした、「裏側」を堂々と見せられるのも、
研究者との密なやりとりの上での作業が出来ているからこそ。

お昼のお弁当。
午後は、私はディノケシ・ティラノサウルス復元ワークショップ、
小田さんは、アパトサウルス骨格復元ワークショップの講師を担当。


漫画家・
所十三さんも子供たちに交じってディノケシ・ワークショップに参加。
途中から、午前中の講演にも登壇された池田忠広さんも
駆けつけて下さり、古生物の研究などについて熱心に質問される
参加者さんも多数。

こちらは小田さんのアパトサウルス骨格ワークショップ。
教材は当社オリジナルで、以前
ハンズカフェでの
恐竜・古生物トーク企画でも使った物。

ワークショップ終了後に、この教材をまた別に購入される方も。
講演やワークショップなど、古生物学研究を軸にした
内容がある一方で、丹波竜ストラップ作りなど、
気軽に丹波竜に親しんでもらえる企画も行われていました。
イベント全体としては、会場の駐車場が満杯になり、
物産品などの出店の中には午前中に早々に品切れの物も出る盛況ぶり。
市内だけでなく県外からの来場者も多かったようです。
丹波竜化石工房では、来年1月14日まで私の作品展が
開催中です。こちらも是非、宜しくお願い致します。