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SVP・古脊椎動物学会inノースカロライナ その2

17日

この日からSociety of Vertebrate Paleontology
(古脊椎動物学会)・略称SVP
の年次総会が正式に開始。
SVPは、古生物の中でも脊椎動物、つまり魚類・両生類・爬虫類・
鳥類・哺乳類の研究者が世界中から集まる学会。
4日間の会期中に口頭・ポスター合わせて800近い
発表が行われます。
もちろん恐竜もその中に含まれますし、恐竜の発表がかなりの
割合を占めます。実質、世界最大の恐竜学会という面も。

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初日は、国際化石の日でもありました。

尚、学会発表に関しては、論文になる前の扱いがデリケートな
ものが多い事、私の英語では正確にお伝えできないという事で、
このブログでは紹介はしません。その点、ご了承を。

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口頭発表会場前のスペース。
休憩時間にはコーヒーが準備され、参加者の交流の場に
なります。

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学会、というと堅苦しいイメージですが、展示業者、書籍業者等
古生物に関わる様々な業種の出展もあり、場内は賑やかです。
私も去年は(株)ACTOWとして出展しました。
業者の出展スペースの奥がポスター発表会場。

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ゴルゴサウルス全身骨格。ブラックヒルズ研究所の出展。

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アパトサウルス幼体。ティラノサウルス"スー"や、
カーネギー博物館の素晴らしい骨格を組み立てた
PhilFraleyProductionsの出展。
ここの工房に見学に行った事もあり、今回も
「今年は出展しなかったのか~」と声を掛けてくれたり。

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Paleoartisians
Tシャツメインのお店。図案を選ぶとその場でプリントしてくれます。
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そのとおり!

Research Casting International
頭骨ピンバッジ。ティラノやトリケラという定番から、
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なんとチャンプソサウルスなんていうものまで。
名前の表記がなかったので、
「これ、チャンプソサウルスですよね」と確認すると
「そう! チャンプソですよ(ニヤリ)」と
「分かった」リアクション。
ベルリン自然史博のギラッファティタンの組み立て等を
手がけた会社だけに、形もしっかりしています。
これは勿論購入。会期中、ずっと付けてました。

・・

初日の夜は、前日に訪れた博物館・研究センター
ウェルカムパーティー。

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古生物ラボの中にも入れてもらえます。

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この骨格(ジェーン)の頭骨を復元、さらに生体復元模型も
製作したタイラー・ケイラーさんと記念撮影。
本人も「ここにジェーンがあるのは知らなかった!」と
驚いていましたが、思わぬところで自分の手掛けた物に
出会えたことが嬉しそうでした。

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すでに夜の10時前にも関わらず、
アクロカントサウルスホールで盛り上がる方々。


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18日 SVP・2日目

この日は、個人的に今回のSVP発表の目玉の一つが。

兵庫県立・人と自然の博物館でプリパレーターとして
化石クリーニングを担当されている和田和美さんがポスター発表を
されたのです。きっかけは昨年の恐竜シンポジウム
講演者として来日されたシカゴ・フィールド博物館の
チーフプリパレーター・新谷明子さんが和田さんの技術と
道具類の工夫に驚き、SVPでの発表を提案したのです。

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英語が不慣れな和田さんに、この発表の共同発表者でもある
新谷さんと兵庫県立・人と自然の博物館研究員・池田さんが
解説のサポートに付かれましたが、
そこは道具を見せれば伝わってしまう事が多く、
和田さん自身も結構海外とみなさんとコミュニケーションが
取れているようでした。
(発表会場での撮影は基本禁止。この画像も和田さんや
 その他の関係者さんの許可の上で撮影、掲載しています)

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SVP会場でも、ちょっと珍しいくらいの人だかり。
中には「ここ数年の発表の中でも、興味深いものの一つ」
と評された研究者さんもおられたとか。
恐らく、研究者以外での日本人による学術発表は
今回の和田さんのものが初めてではないかと思います。
私や小田隆さんも以前発表はしていますが、それは
ウェルカムパーティー会場で行われたアーティストセッション
なので、いわば番外編(ちゃんと内容の審査はありましたが)。
先を越されてしまったようで、ちょっと悔しくもありますが(笑)、
和田さんの技術力、そしてお人柄を身近に知っていると、
あっというまに世界へ通用してしまう存在になった事は、
納得の結果でもあり、嬉しくもあります。

SVP編、続く

タイラー・ケイラー氏の作品掲載書籍


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