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豊橋市自然史博物館&ゾウ復元ワークショップ

●8月19日
豊橋市自然史博物館にて、
ワークショップ「ゾウを復元しよう」の講師を
担当してきました。

ワークショップの前に、特別企画展
「でっかい動物化石」を見学。
マンモス等の化石ゾウをメインに、哺乳類化石が
数多く展示されています。

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個人的に今回の目玉、シガマッコウクジラ(Brygmophyseter)。
現生のマッコウクジラと違い、上顎にも大きな歯がならんでいます。
上下に歯があるといえば、もっと大きなレヴィヤタンが話題になりましたが、
国内でもよい標本が見つかっているのです。
マッコウクジラ類としては、世界最古の化石だとか。
また、化石種クジラで全身まであるのもあまり多くないはずです。

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哺乳類化石メインという事で、化石や骨には残り難い
鼻や耳、角等の解説がかなり詳しく、かつ判り易く工夫された
展示になっていました。
このアジアゾウとアフリカゾウの鼻の形の違いは、
私もワークショップでお話したいと思っていたポイントだったので、
勉強になりました。

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サイの頭骨の並び。これも珍しいです。
角の構造が判り易く展示されています。


もちろん、常設展示も一回り。
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大型竜脚類・ユアンモサウルスを中心とした中生代ホール。
この中生代ホールと古生代ホールの復元画は小田隆さんが
担当されています。

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エドモントサウルス。貴重な実物化石の展示という事で、
別のホールを用意されています。
壁画も小田さんによるもの。

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ティラノ&トリケラ。ここのティラノはワンケル・レックスの
愛称で呼ばれる標本のレプリカ。国内にある常設展示のティラノの中では
珍しいタイプ(のはず)。
ティラノvsトリケラの構図をこの角度で見下ろせる博物館も
あまりないような。


ワークショップは化石ゾウの復元に挑戦がテーマ。
ゾウといえば「もし今、生きていなかったら、
骨からあの鼻や耳を復元するのは難しい」という事で、
復元の難しさの例に良く挙げられます。
いきなり化石ゾウの復元では、教える方、教わる方共に
ハードルが高いと感じたので、まずは現生のアジアゾウを
骨格から「復元」してもらい、ゾウの体の基本を知ってもらった上で、
その次に化石ゾウの復元に挑戦する、という構成にしました。

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皆さんの作品。今回はゴンフォテリウムの大型で脚の長いタイプ
描いて貰いました。この博物館の学芸員・安井先生の解説を元に、
耳の大きさ等、皆さんそれぞれに考えて貰いました。
大きく姿形が変わる事はありませんが、鼻や耳に結構違いが出ていますし、
その少しの違いが復元の重要な所でもあります。
一部、最初に描いて貰ったアジアゾウ(頭部&前半身のみ)も
混ざってますね。

ゾウの復元というテーマは初めてだったのですが、
参加者の皆さんの熱心さが予想以上で、小学生低学年の
参加者さんも多かったにも関わらず、当初の予想以上の
レベルの内容をお話出来たのが嬉しかったです。
また、安井先生やボランティアスタッフの皆さんも
一緒に盛り上げてくださったり、アドバイスして下さったりと
大変お世話になりました。ありがとうございました!

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