:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

Home > 海外旅行記 > 2010年 台湾 > 台湾 その5

台湾 その5

●7日
夕方に台中から台北に到着。
台湾のフィニッシャー兼スカルプターの
skinkさんのアトリエにお邪魔する事になっていたのです。
suchusさんのブログからリンクされている
skinkさんのサイトを見て「凄い人が台湾にいるな~」
と驚いていましたが、実際に会えるだけでなく、
アトリエにまで行ける事になるとは!

s-RIMG1038.jpg
s-RIMG1035.jpg
コレクションルーム兼ギャラリー

s-RIMG1036.jpg
skinkさんの造形作品。
クリーチャーデザインは他の方だそうです。

s-RIMG1048.jpg
s-RIMG1034.jpg
これらもskinkさんの作品。
台湾の両生類・爬虫類研究者とも懇意で、
一緒に採集旅行に出かけたりもするそうなのです。

s-RIMG1043.jpg
手前のほうはskinkさん自身の作品、奥のほうは
購入したキットの完成品等をメインに
飾られています。委託製作もされているそうで、
フィニッシャーとしても本当に凄い腕です。

s-RIMG1057.jpg
アトリエG-1製・フルアクションG3!こんな物まで!
説明書は日本語でしか書いてないですし、それなりに
難易度もあるキットのはずなのですが、
「ちょっと上手く行かなかったところもあるけど、
 説明書の写真をしっかり何度もみて、
 どうにか完成させました」
との事。

s-RIMG1054.jpg
製作室に飾られていたホムンクルス。
私が原型を担当した商品で、私自身も気に入っていて
自分の部屋に今でも飾っている作品。
こうして、異国の地で飾られていたのが
凄く嬉しい。

彼のガレージキットコレクションも見せて頂きました。
竹谷隆之氏の大ファンという事で、竹谷氏のキットの
コレクションはもちろん、様々な日本やアメリカの
ガレージキットやフィギュアを所有されています。
それがまた質の高い物ばかりで、彼の眼の確かさが
伺い知る事が出来ます。


この日は、台湾の動物造形作家さんが
他に2人、来られていました。
まずはsunさんの作品。
非常にシャープで繊細なディテールと、
ちょっとした遊びや愛嬌のある表情が見事に両立しています。
s-RIMG1019.jpg
動物園主催のクマ造形のコンテストで優勝した作品だとか。

s-RIMG1011.jpg
s-RIMG1015.jpg
ネズミの赤ちゃんは箸置き(!)なんだそうです。

s-RIMG1021.jpg
表情が良いです。


次はJさんの作品。
s-RIMG1006.jpg
s-RIMG1008.jpg
Jさんの作品は、ディテールはあっさりめ。
ですが、こちらの塗装済み作品を見れば分かるように、
彼の作品は塗装済み完成品の魅力が抜群です。
塗装の技を引き出すための計算された造形と
思います。

s-RIMG1010.jpg
同じJさんの作品。
ここでまさかメイオラニアに出会えるとは!(笑)
何故メイオラニア?、と伺ったところ
「海洋堂のメイオラニアが欲しいけれど、
 手に入らないから、それなら自分で造ろうと」
という、非常に正しい理由でした。
無いから造る、造形の動機の原点です。
資料があまり上手く集まらない、という事でしたので、
帰国後に資料を送ることを約束。

Jさん、sunさんの塗装済みの作品を直接
見れなかったのが残念。


さて、再びskinkさんの作品なのですが、、、

s-RIMG1024.jpg
s-RIMG1029.jpg
s-RIMG1031.jpg
カエルのことはちっとも分かりませんが、
これが凄いのは分かります。サイズは手のひらに
乗る程度なので、大きくはありません。
また、塗装の段階で水の雫などの表現も
細かく加えられていて、見ていて飽きない作品です。


台湾では、基本的な道具・材料は模型店等で
一通り揃いますが、
決して日本のように豊富な訳ではありません。
スカルピーも種類は限られていますし、
東急ハンズはあるものの、生活雑貨がメインで
工作素材はほとんど無いですし、石粉粘土も入手難(不可?)です。
また、書籍も自然科学系は日本ほどの種類も無く、
今はネットで情報が集められると言っても、やはり英語が
壁になります。造形をする人の数も少なく、
ワンフェスのようなイベントも無いようで、
私の話を聞いていて「知り合いや友人の造形師が沢山いて
とても羨ましい」と。
でも、そんな環境で彼らが造っている物が、
日本や他の国に比べ全く劣っていないのには
驚かされると共に、今の自分が彼らほどの情熱を持って
作品を製作出来ているのか、物を造ることを楽しんでいるのか、
と考えさせられてしまいました。

、、、、まぁ、悩むよりも、彼らに負けないよう
どんどん作品を造って行きましょう。
いずれ彼らと一緒に何か出来れば面白いな、と思っています。


ところで、この日集まった造形作家の中で、suchusさんとは
英語である程度なら会話が出来るのですが、他の3方は
それほど英語は得意ではないという事ですし、もちろん私も
北京語はダメなので(一応、大学でやったんだけど、、、)、
日本語を完璧に使えるsuchusさんの奥さんが
通訳としてフル回転。大変だったと思います。
彼女がいて下さったお陰で、本当に楽しい集まりになりました。

s-.jpg
記念撮影
左から、suchusさん夫妻、Jさん、sunさん、私、skinkさん。


s-R0011244.jpg
skinkさんからのプレゼント。
最初にオリジナルクリーチャーのキットを頂き、
これだけでも恐縮してしまうくらいなのに、
先に紹介したカエル作品をずっと溜息交じりで見ていたら、
なんと特別にキット状態の物を分けて下さいました。
恐らく、生産数も少ない貴重な物と思います。
こちらがお土産に用意したのが、
私の1/48アルバートサウルス&パキリノサウルスキットと、
私が原型を担当したソフビ製ギャオスハイパーですから、
金額面やレアさ加減では全く釣り合っていない、
エビでタイ&わらしべ長者状態。
どちらも完成状態も凄かったですが、キット状態も
非常に丁寧に処理されていて見事です。

続く。


Comments

post
Comment form
初めての書き込みの方、またアドレス等変更になった方は、
メールアドレスまたはサイトURLをお願いします。
メールアドレスは、コメント表示の際には非表示になります。