:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

只今、ロサンゼルス

SVP・古脊椎動物学会年次総会に参加のため
ロサンゼルスに来ています。
SVPについては、こちらの纏めを。
とにかく世界中から恐竜はもちろん古脊椎動物研究者が
集まる世界最大の学会です。
私は2006年から参加し、今年で8回目になりました。
学会は30日からですが、ロサンゼルスには
郡立自然史博物館、ラ・ブレア・タールピット・ペイジ博物館と
古生物関連では有名は博物館が2つあるため、
その見学の時間を考え27日に現地入り。
翌28日には、まず郡立自然史博物館へ。
ロサンゼルス郡立自然史博物館恐竜1
ロサンゼルス郡立自然史博物館恐竜2

詳細は、また後日。
初日からいろいろ充実したロサンゼルス滞在になりました。

レムールサーカス

●ギャラリーTEN(東京・谷中)にて開催中の
「レムールサーカス」へ。

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各作家さん、作品の解説は公式ブログを是非。
このブログも「レムールサーカス」としての作品の一つかと。

「レムールサーカス」は10月27日までです。

講演&Ustream配信の紹介

●10月24日
当社所属の古生物研究者・荻野が
グランフロント大阪・ナレッジサロンにて講演を行います。
「博物学はどう生き延びるか?」
~科学とアートの異分野協業の出会いについて~

会員制のサロンなので、誰でも参加、という訳には行きませんが、
もし会員の方等居られましたら是非。

●先日(16日)の
Ustream配信「恐竜・古生物トーク」の録画を公開しました。
「剥製世界大会2013 レポート」


また、配信時のリアルタイムコメントの纏め>こちら
2013年の剥製世界大会の(恐らく)唯一の日本人参加者による
貴重なレポート。
加えて、配信の会場に使わせて頂いた六甲昆虫館の館長さんも
トークに加わります。
六甲昆虫館に興味のある方も是非。

作品展紹介「レムールサーカス」

●レムールサーカス
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 2013年10月22(火)~27(日)
 ギャラリーTEN(東京・谷中)にて開催される
 原猿とマダガスカルの生きもの展です
 >詳しくはこちら

首謀者のアクアプラント守亜氏の
マダガスカル好きが高じての開催です。

今年4月、一緒に台湾に行ったおり、
ホテルに備え付けのDVDプレーヤーで、
私がひたすら台湾人形劇のDVDを見る間隙をついて、
現地で購入したマダガスカルDVDを見ていたくらい
マダガスカル好きの守亜氏。
そんな守亜さんの酔狂な想いに呼応するがごとく
集まった酔狂な方による酔狂な作品展。

で、私もこの企画の一端であるパンフレット
ちょびっと参加しました。
「なんか書け!」って言われた時、
「なんで俺なんだよ、ちゅうかレムールもマダガスカルも
特に手札が無いよ」と思ったんですが、その後
「あ、これマダガスカル勝負じゃなくて酔狂勝負なんだ」と解釈。
勝ちは狙えずとも、この酔狂リングに立たない&敵前逃亡は
悔しいのでどうにかしました。地味だけど。

という訳で、その酔狂度合いを現地でご確認下さい。
パンフレットも宜しくです。

アンキケラトプス、、、?

先日のサイカニアのお話に関連して。

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2007年にロイヤル・ティレル古生物学博物館で
開催された角竜シンポジウムを纏めた
「new perspectives on horned dinosaur」

恐竜・古生物・ブログ・角竜・アンキケラトプス
(2006年 カナダ国立自然史博物館にて撮影)
このアンキケラトプスの標本はアンキケラトプスでは無いかも、
という論文が。
この標本、胴体部はほぼ完全に残っており、
アンキケラトプスとされました。
頭部は別のアンキケラトプス標本のレプリカが使われています。
その胴体部がアンキケラトプスではなく、他のカスモサウルス類では
ないか、という事なのです。
この本は、発売直後に入手はしていたのですが、
あまりの分厚さに、内容をちゃんとチェックするのを
見送っていました。

恐らく、アンキケラトプスの全身骨格の展示として
一番有名(もしかすると唯一?)のものがコレかと思うので、
ちょっと複雑な心境。

一方で、前述の「new perspectives on horned dinosaur」に掲載の
胴体部の発掘中の画像を見ると、本当に展示と同じような
見事な保存状態。ただし、発掘中の画像で現れているのは左半身で
展示とは逆側。地中に埋もれていた、より保存状態の良いほうが
展示に使われているのでは。
ともあれ、これだけ保存状態が良いと、この体の正体も気になります。

2006年にカナダ国立自然史博物館を訪れた際は、
この標本がそれだけ見事な保存状態のものとは知らず、
画像もあまり撮っていません。
自分の不勉強が悔やまれます、、、、。

クリダステス骨格3DCG

当社所属の古生物研究者・Oginoによる
3DCG骨格作品の最新作はモササウルス類・クリダステス
モササウルス・クリダステス・恐竜・古生物・模型・イラスト

恐竜・古生物・モササウルス・イラスト・模型
論文や各資料は勿論、今回は現在当社にある
クリダステス全身骨格レプリカ
が一番の資料に。
一方で、完成度もレプリカの精度に左右される事にも。
この辺は、今後修正が加わって行く事になるでしょう。

また、この数年の間に研究が発表され、先日も
その証明となる発見
があったモササウルス類の尾ビレに関する
新復元に沿った組み立としての精度も高めたい所。
現在の骨格にも反映はさせているのですが、
骨格自体の精度アップと共に今後の修正が必要になるかと。
モササウルス類新復元については>こちらを。

丹波竜フィギュア商品化計画

丹波竜フィギュア商品化計画
スタートしました。今年3月に公開された
丹波竜化石工房展示用の模型
に続き、
今回も私が造形担当です。
といっても、その模型を単に縮尺する訳ではなく、
せっかくもう一度丹波竜を造るのであれば、
改めて一から復元も再検討しよう、という事で
丹波竜の発掘・研究を指揮されている
三枝先生(兵庫県立人と自然の博物館)の指導の元、
原型を制作。
流石に前回の模型と比べての新復元という訳ではありませんが、
微妙に細部が違う復元となっています。
商品としての発売は少し先になりますが、
また進展があれば紹介したいと思います。

関連
2013年3月の「ひょうご恐竜化石国際シンポジウム」>

サイカニア、、、、?

サイカニア恐竜模型
(2013年 モンゴル恐竜化石展にて撮影)
鎧竜・サイカニアとして有名なこの骨格。
頭部と胴体が別の恐竜ではという説が出ました。

サイカニアは、いままで何度も造ろうと思いつつ、
その度にストップが掛かっていた恐竜。
というのも、「そろそろ造ろうかな」と思う度に、
新復元の論文が出るという話が来たり、
レプリカや実物化石の大阪での展示が決まったり
(造るなら、やはり事前に標本は見たい)で先延ばし。
で、今回の発表で、そもそもこの骨格が何者か、という事に。

どうも頭部と胴体は別標本らしい、という話は
少し前から噂は聞いており、それも造形出来なかった理由の一つ。
いざ、それが学説として発表されてみると
「造らなくって助かった、、、」と思う一方で、
「この骨格がカッコ良いんだから、
思い切ってさっさと造っておけば良かった」
とも思ったり。

まぁ、複数の個体から復元骨格が組み立てられたり
(有名な所では、ベルリンのギラッファティタン
 (元ブラキオサウルス)でしょうか)、
足りない部分を近縁種から持ってくる、
というのも珍しい話ではありません。
復元骨格として、展示出来る形にするのは
大変な事なんだ、というの事でもあります。

ワークショップ&Ust配信のお知らせ

●10月12日
丹波竜化石工房にて再生琥珀作り体験>詳細
当社在籍の古生物研究者・荻野が講師担当致します。


●10月16日 午後8時より
久々のUstream配信「恐竜・古生物トーク」
今回は(も?)恐竜・古生物ネタに非ず。
@A_Junkoさんをゲストに、今年5月にアメリカで開催された
「剥製世界大会」のレポートです。
海外の博物館で見る素晴らしいクオリティの剥製の裏
(別に隠しても無いのですが)にはこんな活動があったのか、
というお話の予定。

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台湾の作家さんの恐竜3DCG作品

台湾の作家で、私の台湾訪問の際には
非常にお世話になっているSuchusさんこと、
Shu-yu Hsuさんの3DCG恐竜作品。

CG・ティラノサウルス・恐竜
CG・ティラノサウルス・トリケラトプス・恐竜
まず動物としての自然さを表現する事に
とても神経を使っている事が判ります。
また、復元としても出来る限り資料を集めて、
参考にしている事も十分伝わってきます。
一方で、ここまで出来ていると「どの情報が不足しているか」は
本人も私も判るので、そこはお互い情報を共有しつつ
精度を上げていければ。
情報収集の大変さは私も実感する事なので、そこは出来る限り
協力したいな、と。


ゾウ・動物フィギュア
こちらは造形作品。一から粘土造形で制作したものと
3DCGを3Dプリンターで出力、細部を仕上げたものの
2パターンがあったはず。


台湾では、恐竜・古生物に関する専門書というのは
ほとんど出版されていません。出版物の多くは子供向けか
洋書や和書の翻訳で、ほとんどは一般書。
それでも、Shu-yu Hsuさんは出来る限り研究を取り入れ科学的に
造りたい、という目標を掲げ作品製作をしています。
台湾の古生物学者さんともコンタクトを取り続けておられ、
そういう拘り、姿勢が私と意気投合した大きな理由かと。
また、ゾウについての拘りは目を見張るものがあり、
海外の会社へ現生・化石種双方の作品を
提供されています。また、日本での作品展などで作品を
販売した折も、ゾウに造詣の深い方ほど驚き、購入されていました。
いずれはShu-yu Hsuさんの3DCGの力を借りて
一緒に仕事が出来る機会もあるかと、楽しみにしています。

Shu-yu Hsuさん主催の蠻原工作室 facebookページ

台湾訪問の時の様子>2010年2013年
日本・台湾作家合同での作品展の様子

「サロン・ド・六甲昆虫館」 10月5日

不定期ですが、当社が企画している
「サロン・ド・六甲昆虫館」10月5日開催の様子。

今回のテーマは
「ビブリオトーク at 六甲昆虫館」。
自然史・博物学系の書籍を話のネタにしてみよう、という主旨。

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館長さんによる、子供の頃に多大な影響を受けたという
「原色日本蝶類図鑑」紹介。
さながら「大人のための読み聞かせ」。


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その他、参加者が持ち寄った書籍(の一部)。

「サロン・ド・六甲昆虫館」は、六甲昆虫館に来られる
様々な分野の方々の交流、そしてまだ未訪という方への来館の
きっかけになればと思い開催しています。
開催は不定期ですが、また次回も予定しています。