:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

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Ustream配信&瑞浪mioカンバッジ

●前回も告知したUstream・恐竜古生物トーク配信
本日・4月30日の21:00スタート。
今回は(も?)恐竜古生物直球ではなく、
カモノハシがメイン、、、、、かな?


●先日の古生物学会の折にもお世話になった
瑞浪市化石博物館から
瑞浪Mioカンバッジ&カードセット発売
カードは発掘現場に持っていける用に防水加工という
化石博物館のグッズとして拘りの仕様。
ウチの会社の仕事でもあります。
5月1日からの発売、宜しくお願いします。


●某所から作品の感想と問い合わせ。
メールの差出人の所属見て、ちょっと驚く。
これで仕事まで繋がれば万々歳、そうでなくても
そこの方と知り合えただけでも十分。
そこの研究と標本、興味があったんですよね。
その辺の情報も頂けるようで嬉しい。
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あんなこんな生写真が、、、

ちょっと落ち着いて来たので、作業の合間に
ドイツの博物館で撮った画像を整理、主要なものの
印刷を始めました。
博物館の展示や標本の画像は、資料として
使いやすいものは印刷、大まかに分類して
ファイルしています。
そうしないと、たまに自分で撮ったネタを
忘れてしまうのです。
毎回、一つの博物館でも結構な枚数の画像に
なりますが、今回ドイツでは古生物関係だけでも
4か所、しかも日本ではなかなか見られない
モノばかりという事で、それはもう大変な枚数です。

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ヘノドゥスだけでも40枚以上印刷。

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「横顔♪」等と、改めてニヤニヤしております。

さて、そうしてファイルしてきた画像も相当な数。
最初に設定した分類ではちょっと大雑把過ぎる気が。
哺乳類なんて、すべて一緒にファイルしてますが、
クジラやゾウ、南米特有種くらいは
別枠でも良かったかな、と。

何も言わなくても的確に分類、ファイリング。
加えて「この骨格のこの部分は復元&組み立てが
微妙っぽそうなので、資料に使う時は要チェックです」
なんて指摘まで出来るようなアシスタントが
バイトで雇えるくらいになれたら良いなぁ~~~~。

・・・・・

Ustream・恐竜古生物トーク配信
次回は4月30日。時間はゲストさんと調整中です。

「きしわだ恐竜教室」久々開催

5月22日、きしわだ自然資料館にて
「第5回・きしわだ恐竜教室」開催です。
詳細はこちら
参加は子供さん(&その保護者さん)優先ですが、
実習に参加しない見学のみの方も若干名受け付けます。

そして子供の部の後、恒例の大人の部やります。
今回は先日のドイツ旅行のレポートを
やろうと思っています。ブログでは紹介していない
画像が山ほどありますからね~。

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こんなのとか。
大人の部のみの参加もOKです。
時間はだいたい午後4時頃から1時間くらいかな?
Ustream配信にも度々出演している
ACTOW若頭こと、古生物学者のOginoさん
参加しますので、生Oginoを見たいという方も是非。


*恐竜教室見学、もしくは大人の部参加希望の方は
人数把握、また急な予定変更時の対処のため
私のメールアドレスにご連絡下さい。宜しくお願い致します。

業務日記 11.4.22

●昨日は会社として初めての他社さんとの
打ち合わせ。会社としてすぐに一緒に仕事、
という事ではないですが、先々面白い事出来そうな
気がします。


●そのさらに前日は、現在製作中の模型の監修作業。
ほぼ形が仕上がった模型を監修担当の先生に
お見せしたところ、最終的な確認のため
模型に直接骨格の位置、関節の位置等を書き込み検討。
しばしの観察の後に
「うん!、良いじゃないですか!」
ホッとする瞬間。
で、先日のドイツ行きの折、向こうの研究者さんから
監修担当の先生へのメッセージを預かっていたので、
それもお伝え。お二人の若かりし頃の話を伺いながらの
飲み会。


一方、その頃、若頭は他所の研究者さん飲み会で
次回のUstream配信のゲスト出演者候補と打ち合わせ
していたようです。

2人だけの会社とは言え、会社組織にして、若頭が
結構いろいろ動いてくれる(しかも私よりも立ち回りが
上手い)ので、逆に造形作業に集中出来るように
なったような気が。まぁ、こっちが足引っ張っちゃ
いけない、という責任感も少し。



気になるアレコレ

「恐竜の虫歯、最古を更新 人間と共通の永久歯」
恐竜じゃないです。っていうか、2億7千万年前の
ペルム紀に恐竜、って虫歯がどうのこうのどころじゃ無いです
恐竜の起源が数千万年遡ってしまいます。
元記事と思われる記事には「雑食性の爬虫類」とちゃんと
書かれているので、別の記事を引用したか、
翻訳段階で「恐竜」と勝手に味付けしたか。

ちなみに、この研究発表者のRobert Reisz教授は
コティロリンクス等のカセア類の研究者。
Reisz氏とは面識はありませんが、研究室の方の一人とは
親しくさせて貰ってます。


●ケルン近郊・ザッツファイ城の
『騎士の試合と中世マーケット』
ツイッターで教えて貰いました。

完成度高い!カッコイイ!楽しそう!
6月開催か~。来年もあるのかなぁ。
ケルンてボンに近いですね。ボンは先日の
ドイツ旅行で行けなかったし。


三国志学会
以前から気になってるんですが、その事を
ACTOW・若頭に話したら「落ちついて下さい。
あなたの本分何なんですか!」と止められたのです。
でも、先日、三国時代の文学を研究されている方と
お話する機会があり、その折にもこの学会の話に
なり、興味が再燃。

きっと、みんな考えを手のひらに書いて見せ合ってるんだぜ
(*勝手な妄想です)

とりあえず、8月27日は開けておく方向で。
ど、どんな服装で参加したら良いのかしらん
(*勝手な妄想です)

"あくとう"になってみた

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詳細はACTOWウェブサイトを。

設立したばかりですが、有能な若頭、いや部下の
働きで、小規模とは言えなかなか面白い案件が
すでに動き出している模様。

私の仕事ですが、とりあえずこちらの仕事にかまけずに、
造形作家として、ちゃんと良い作品を造る事、のようです。
そして、銀行等の窓口で「あくとう様~」と
呼び出される事に慣れる、
Ustream配信の録画ボタンの押し忘れに気をつける。
なかなか大変な仕事ばかりです。
頑張ります。



エウロパサウルス・アートコンテスト

ドイツのDinosaurier-Park Muenchehagenで募集された
エウロパサウルス・アートコンテストで選外佳作
(Honorable Mentions)になりました。

europasaurus1.jpg
Europasaurus2
作品サイズ 全長約60cm
縮尺 約1/10

エウロパサウルスは、大型竜脚類のブラキオサウルスに近縁(地理的にはギラッファティタン(ブラキオサウルス)・ブランカイにより近縁かな?)と言われていますが、当時の島に生息していたため島嶼性、つまり大人でも全長6m程度と、小型化していた種類と考えられています。

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(「世界最大の恐竜博2006」にて撮影)

最初、コンテストの募集を見た時は、実物大模型の展示メインのいわゆる「恐竜公園」的な施設という事で、子供向けのコンテストと思ったのですが、施設内には化石クリーニングラボや足跡や全身骨格の展示もあるようですし、またコンテストの募集要項には作品製作の参考資料として各論文も挙げられており、本格的な感じも。そもそも今回のコンテストが、施設内にエウロパサウルスの展示新設に伴って、という事ですし、こういう機会でも無いとエウロパサウルスはなかなか造らないだろうな~と、応募してみました。


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何気に苦労したのがオマケの翼竜。エウロパサウルスと全く同じ地層からははっきりと種類や姿が断定出来る翼竜は出ていないようだったので、なるべく近い時期・地域から発見されている翼竜を調べる事になります。で、今回のズンガリプテルス型の姿を選んだのですが、ここで間違えてたらヤバいな~とエウロパサウルス本体の事よりも不安(笑)。結果的にはコンテスト上位陣も同じような選択をしており、安心しました。というか、上位陣はそれくらいの考証は基本というレベルです。

本当はベースももっと凝りたかったんですが、時間とドイツへの作品輸送のための強度を考えると難しかったんですよね。残念です。このコンテストを通じて、ドイツの古生物研究者さんの知り合いも増えましたし、一時的とは言え、ドイツに自分の作品が置かれている、というのは嬉しいものです。

ドイツ戦利品

まずは、喜びそうな人がいるかな~と
この手の画像を。
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、、、、人は何故、旅先で俄テツになるのだろうか。

車内の画像とか、もっと撮りたかったんですけど、
人の眼が気になってダメでした。

・・・・・・・

さて戦利品編(別に戦った訳じゃないですが)

まずはベルリン自然史博物館

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Tシャツ・展示解説本・絵ハガキ。
解説本は英語版とドイツ語版があり、英語版を購入。
Tシャツの絵柄が、ブラキオサウルス、ケントロサウルス、
ディプロドクス。そこはディプロじゃなくてディクラエオだろ~。


チュービンゲン大学
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小冊子。ドイツ語だから全然判らないけど。
黒の表紙は、日本でも展示会があった「Fossil Arts」の
ドイツ語版。オマケで貰いました。

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絵ハガキ。他じゃまずあり得ないネタのチョイス。
獣弓類絵ハガキとか感動もの。ここらへんを嬉々として
買い漁る私を見て、案内して下さった研究者さんが
「コイツ、変わってるな~」な微笑みを浮かべてましたが、
その笑みは私には勲章だと思います。
っていうか、そういう人間だから研究者でも無いのに
ここまで来たんだよ。


シュトゥットガルト自然史博物館

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Bullyland製フィギュア。別にここ以外でも買えますが、
この博物館の展示がベースになっていると思われる
ネタを購入。博物館の名前が入ったタグ付きが
欲しかったし
(他で売ってる奴にも付いてるかも知れんが)。

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展示カタログ&絵ハガキ。 
水色の表紙の本はリニューアル前の展示の様子が分かります。
リニューアル展示のベースになった特別展の図録もありますが、
そちらはすでにアマゾン・ドイツで購入済みだったのでパス。
プロガノケリスの絵ハガキとか、またネタのチョイスが渋い。


CD-ROM,DVD類
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・左上 シュトゥットガルドで購入の特別展DVD。
・右上 ゼンケンベルグで購入のメッセル解説DVD。
発掘の様子や標本が動画で紹介されています。
・下 チュービンゲン大学古生物学研究の歴史と
展示解説のCD-ROM。BGMが他ではまずありえない
ノヨ~ン・ミヨ~ンなジャーマンプログレ風味で
個人的には「や~、ドイツだな~」とご満悦ですが、
日本の子供に夜一人で見せたら泣きかねん。





そして、今回一番の問題作
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ツチノコ! しかも金属製。
チュービンゲン、シュトゥットガルドでご一緒してくれた
Markus Buhler氏の作品。
頭の鱗の形状とかかなり気を遣っています。
まさかチュービンゲンまで来てツチノコフィギュアを
頂く事になるとは! でも、向こうもまさか日本人から
ヘノドゥスやゲロトラックスのフィギュアストラップ貰うとは
予想もしなかったに違いない。
という事で、ここは引き分け、な! 
次は負けねぇぜ!

Buhler氏からは他にもDVDを2枚頂きました。
一枚目はBuhler氏がこれまで回ったドイツやヨーロッパの
博物館で撮った画像。これがもう凄い量。今回行けなかった
ホルツマーデンの博物館の画像もあり、嬉しい。
二枚目は、これまでBuhler氏が造形の資料として
集めたデータ。直接古生物に関係ないネタも多数で、
これPCの資料用のフォルダそのまま放り込んだだろう、
という雑多さ。でも、それが面白いですし、現生動物関係の
データ見てると、その半端無い興味の幅広さが判ります。
実際、話しているとその知識量と考察の深さには
感嘆しました。私より11歳も若いのに。
自分が同じ年齢の頃なんて、彼の足もとにも及びません。
そんなBuhler氏ですが、同じような動物造形の仲間が国内には
他にいないのだそうです。というか、そもそもそういう事を
趣味でやっている人間が今のところ見つからないのだとか。
こっちの英語力がもっとマシだったら、きっと彼ももっと
話甲斐があったと思うんですよね。ホント、俺なんか相手で
申し訳ない、と思いつつ、俺で良ければまた話相手に
ドイツ行ってやるぜ、と心に誓ったのでした。

スカイプ使えば良いじゃん、とかいう
無粋なツッコミは無しな。
それに今回は、ゾルンホーフェン、
ホルツマーデン、そしてバウムクーヘンを
やっつけて無いし。

・・・・・・・・・・・・・

ドイツでのオススメの博物館やルート、展示物情報、
向こうでの行動のコツ等何度も酒の席、学会などで
教えて下さった研究者・学生の皆さん、それでも覚悟が
決まらないヘタレの私の背中を押して下さり
現地での行動中も何かとサポートして下さった方、
そして快く迎えてくれたドイツの皆さん、
そのどの一つが欠けても、恐らくドイツ行きは
決めなかったでしょうし、また向こうでアレだけ
いろんな機会に恵まれる事もなかったかと思います。
本当に皆さんに助けられてのドイツ満喫でした。

ゼンケンベルグ自然史博物館

朝、シュトゥットガルトから列車で1時間40分ほどのフランクフルトへ移動。今回の最終目的地です。


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ゼンケンベルグ自然史博物館
ここには、特に来てみたい理由が。
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このディプロドクスを直接見てみたかったのです。
子供の頃、本で見るディプロドクスアパトサウルスブラキオサウルス等の竜脚類の全身骨格は、ほとんどが今でいう旧復元、シッポが下がったものでした。その中で、たまに本で見るこのディプロドクスの独特のスタイルは子供の私にとって非常に印象が強かったのです。子供の頃からの憧れの存在的な骨格。とは言え、ここまで来ちゃうような酔狂な人間になるとは、我ながらビックリだ。


さて、博物館到着早々、この博物館の研究者・Gerald Mayr氏と合流。もちろん初対面。というか、メールで連絡したのもドイツへの出発1週間前。最初はゼンケンベルグは見学のみの予定だったのですが、たまたま見返していたJVP(古脊椎動物学会誌)の骨質歯鳥類の論文の著者がこの博物館のMayr氏である事に気付き、骨質歯鳥類は以前私も仕事で製作しているので、出来れば話を伺いたいとメールした所、快諾して下さったのです。Mayr氏のオフィスで様々な資料を見せて頂き、簡単にバックヤードも見学し、
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博物館のレストランで昼食をご馳走になってしまいました。ここの料理、美味しいです。
バックヤードの標本の収納方法が、それだけでカッコイイ、っていうかもうドイツ!って感じだったんですが、画像をお見せ出来ないのが残念。
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Mayr氏と、氏が論文を書かれたPelagornisの復元骨格。

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Pelagornis、別角度で。

mayr氏との会話中「チュービンゲンやシュトウットガルトで板歯類沢山見れてビックリしました」と言うと「この博物館にもプラコドゥスとかありますよ」。「プラコドゥスももう他ので見ました」と答えると、「ここのプラコドゥスは、副模式標本、つまり実物化石の展示なんですよ」「ええっ!?」
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うわー! 

で、ヘノドゥス4体目(笑)。もうヘノドゥスでは驚かないぜ!
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と思ったら、背中の装甲のはがれ具合が他の展示と違う。

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これもプラコドゥス。1つの標本の産状を左右両面で展示(多分)。板歯類業界のウィンク、というかザ・ピーナッツ?
(怪獣&80~90年代の人なもんでな)。

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ゼンケンベルグと言えば恐竜の骨格が沢山ある&メッセルの展示が充実、というのが売りと聞いてたんですが、海棲爬虫類もなかなか凄い!

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ん? 普通にワニ?と最初、その地味さに驚く。
いや、頭の形が違う、そして、、、
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シッポ曲がってる!メトリオリンクスだ! 
チュービンゲンに立体骨格があるのは知っていましたが、
ここにもある、しかも上面から見れるとは!! 
こんな展示、誰が喜ぶんだよ!? って俺か。
チュービンゲンのは下から&ちょっと展示物まで距離があったので、
こちらの展示と合わせるとちょうど良い具合の資料になります。

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恐竜ホール。

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カウディプテリクス。これのポーズ違いはシュトゥットガルトにも。

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哺乳類ホール。
空間の使い方が贅沢すぎ。

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ゴンフォテリウム。ゴンフォテリウムは地域や種類によってプロポーションが違うようですが、これは足が長いタイプですね。

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メッセル産化石展示室。

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こちらは現生のカバとセイウチ。
肉付き状態のシルエットとの組み合わせが面白い。

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剥製。特に鳥類が充実してます。

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剥製ジオラマコーナー

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そういえば、Buhler氏も「日本と言えば、タカアシガニが面白いですね~」って言ってたなぁ。

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ジオラマ内のワニ。水面の表現が良い。スイスイ。

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尻尾に繊維質状の痕があるプシッタコサウルス標本(恐らく実物)。

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プシッタコサウルス復元模型。
今回ドイツで見た復元模型の中では、一番のお気に入り。

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「異議あり!!」


さて、最初に書いた、あの憧れのディプロドクス嬢(なぜかメスになってますが)。その事をMayr氏にも話すと「シッポが上がってる理由は、シッポを下げたままだと展示スペースの構成的に上手く入らなかったからなんですよ。解剖学な見地で、とかじゃ無いんです(笑)」
、、、、、、、、、、、、そんなオチかよ(泣)。
「あの女優さんのキリッとした眉が好き」と思ってたら、思いっきり描いてた、みたいなショックだ。

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確かに別角度から見ると左右の足の間隔とか変。
でも、このディプロドクスがあるから、今回フランクフルトに寄ろうと思ったんです。事前には、ドイツ以外の恐竜が展示のメインみたいに聞いてましたから、ドイツでのスケジュールを組む時点でもこの博物館の優先順位は決して高くありませんでした。ところが、実際来てみると素晴らしい展示で、しかもMayr氏とも会えました。ですから、事実はどうあれ、このディプロ嬢は私にとっては思い出の骨格には変わりないのです。



お、なんか奇麗に纏まった(笑)


という事で、ドイツ編、次回は戦利品編。

オマケ。
ゼンケンベルグのミュージアムショップで
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この春はゼンケンベルグアイテムがお洒落!

>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

州立シュトゥットガルト自然史博物館

無事、帰国致しました。
でも、ドイツレポートはまだ折り返し地点です。


シュトゥットガルト中央駅
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流石、メルセデス・ベンツのお膝元。駅舎の上にあのマーク。

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チュービンゲン行きで乗った電車。

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車内(2階席)。


・・・・・・・・・・

知り合いの研究者さんにオススメの博物館を聞くと、何人からも伺ったのがこの博物館。「あなたの好みなら、是非!」とも言われたり。

チュービンゲンでの見学の時も、翌日はここに行くと言うと、地元の人間が「あそこは凄いですよ~」と。

そしてベルリンでMallison氏に収蔵庫を案内して頂いている時にも「この種類だったら、あそこに行けばもっと凄いですよ」と言われる事、数度。ナニその「兄・ヒクソンは私の10倍強い」的な発言。


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そして、やって来ました、今回の旅の一番の目的地
州立シュトゥットガルト自然史博物館!!
博物館は、古生物中心のレーヴェントール博物館と剥製を中心としたローゼンステイン博物館の2館に分れています。
古生物博物館は、ドイツで見つかった化石を中心とした展示。
というか、大型の恐竜骨格はプラテオサウルスを除けばアロサウルスだけ、という潔さ。

まぁ、散々凄いと聴かされてるし、ベルリン、チュービンゲンで凄いものにも耐性付いてきてるはずだし、もうそう簡単には魂抜かれないぜ、と入場。まず場内一周、、、、、、、、、スイマセン、ゴメンナサイ、もうお腹一杯で吐きそうです。これの画像撮るって、どれだけの体力使うんだか予想付かない!

まず、博物館表から。
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博物館前の新旧プラテオサウルス。
プラテオサウルスがこの博物館のシンボル的な存在。

ここで、前日チュービンゲンでご一緒したBuhler氏が合流。一緒に見学しましょう、と、わざわざチュービンゲンから来て下さったのです。という事で、2人でアレコレ話しながらの撮影大会。

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チュービンゲンと同じ骨格のプラコドゥス&ノトサウルス。


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一般的な種類の約2倍の長さの頭のノトサウルス。
種小名も直球でギガンテウス。気持ち悪いくらい大きいのです。


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マストドンサウルスバトラコトムス
マストドンサウルスは、未発見部位は銅、もしくは銅色の塗装パーツで補われてます(詳細は不明)。欠損部の存在も美しく見せる手法です。バトラコトムスはガストラリア(腹肋骨)、背中の装甲板までついている見事さ。

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そして、これもやたらと大きいマストドンサウルスの下顎。

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ゲロトラックス! 「The Rise of Amphibians」で画像を見て驚きましたが、実際にそれを見る事が出来るとは!!

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またヘノドゥス(笑)。そしてプロガノケリス。

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アエトサウルスの集団。小さい個体です。

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こちらは大きいサイズのアエトサウルス。
背中の茶色が発見された部位、黒い部分は金属製のイメージモデル。見せ方が美しい。

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リリエンステルヌス
三畳紀後期でこの大きさの獣脚類の骨格の展示は結構珍しいかも。

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プラテオサウルスメインの三畳紀後期のジオラマ。

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プラテオサウルス。復元的にはオールドスタイルかな。

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海ワニ

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海棲適応のワニ。ゲオサウルスだったかな?
シッポの曲がりが良く判ります。


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そして大型魚竜コーナー
上の画像は3体ともテムノドントサウルス

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ユーリノサウルス&テムノドントサウルス頭骨

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ユーリノサウルス全身。これも大きい。


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デイノテリウム

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マンモス

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鹿の仲間

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数年前のリニューアルの時に製作されたというジオラマ。


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ウミユリ。左下のプラテオサウルスが小さく見えます。

まだまだ数多くの展示物があるのですが、キリが無いので。

この博物館には翌日も見学に。そして、ひょんな事なら、バックヤードを見せて頂ける事になったのです。といっても、突然の事なのでこちらも時間が上手く合わず見学は1時間程度。それでもこの博物館の凄さは十分体感出来ました。案内して下さったのは、博物館のプレパレーターで、展示用の復元模型も手がける方。その方のオフィスにもお邪魔させて頂き、製作途中のものも見る事が出来ました。十分に余裕のある空間で、羨ましい事この上ないのです。

博物館としては、決して大きくは無いです。これくらいの規模の博物館は日本でも多くあります。もちろん古生物のみ、という点で言えば展示スペースは広い部類に入るかも知れませんが。しかし、その展示物の質の高さ、空間の使い方、見せ方の美しさは、個人的には博物館としての形態の理想の一つかも、とさえ感じます。

一つ残念なのは、展示解説がドイツ語だけ、って事ですね。
学名だけしか判らない(泣)。要所要所でBuhler氏が英語で説明してくれました。感謝。



ドイツ編、続く

次回
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憧れのあの娘の意外な真実が!

>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

チュービンゲン大学古生物博物館 その2

チュービンゲン中心街にある化石販売店。
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この犬の像を見て
「ちょっとゴルゴノプスっぽいですよね」とBuhler氏。マニアックな例えだ(笑)。

昼食&ちょっとした観光の後はチュービンゲン大学へ。
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古生物棟に行く前に、Buhler氏の取り計らいで、先ほど気になった動物学展示へ。規模はそれほど大きくないものの、動物の骨格&剥製が充実していました。画像使用の許可は取っていないので、画像紹介はパス。



さて、ここからが本番。何せ撮りたい展示が目白押しなので、ダラダラしてると終わらない!
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ヘノドゥス! 念願かなってついに見れました!
しかも、展示台は底面もガラス張り、さらにその下の床には鏡があり、腹側からもバッチリ見れてしまうのです! まさに驚愕の展示。長年不思議だった腹側の装甲は!?、、、アレ?無い。どうやら未発見or展示されていないようです。 とはいえ、至近距離で細部をじっくり見れるのです。ウヒャウヒャ言いながら画像撮っていると、Buhler氏「あの、ヘノドゥスなら、上のフロアにもう一体あるよ」
、、、、、、、ナニーーーー!


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ほんとだ! 板歯類解説コーナーが階段上がった所に飛び地のように。

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ヘノドゥス2体目。状態や展示方法は1体目とほぼ一緒。こちらにも腹側の装甲無し。

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一体目のヘノドゥスすぐ脇の板歯類コーナー。 ここの展示を見限り、プラコケリスの一般的なウミガメのような復元、やっぱりおかしいのでは?


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プラコケリス、ヘノドゥスとくれば、忘れてはいけないのがプラコドゥス。全身立体骨格、初めて見ました。

では、ここからは簡単に展示紹介。

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ケントロサウルスプラテオサウルス
30代以上の恐竜好きなら、本等で見慣れた骨格達かと。
実際に見ると感慨深いものがあります。


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魚竜がさらにさらに。
立体骨格はオフタルモサウルス。
まだまだ他にも魚竜が展示されています。


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海ワニコーナー。メトリオリンクスの立体骨格も!

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プレシオサウルス類


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単弓類部屋。
リユーアル作業中のため、こんな状態でした。

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これもリニューアル作業のため、一部パーツが外されています。

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ディメトロドンはこれまで何度と無く見てますが、頭骨はまるまるレプリカとは言え、これだけ実骨化石が使われているのは初めてかも。


この他にも、アンモナイト等無脊椎部屋、小規模でですが哺乳類部屋もありました。改装中につき、普段は一般解放していないようなので、画像の紹介はパス。

決して大きい施設では無いのですが、驚くべき濃さの博物館でした。もう魚竜とか、これでお腹一杯、と思っていたのですが、、、






次回予告
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まだまだ俺たちの闘いは始まったばかり!

>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

チュービンゲン大学古生物博物館 その1

前日、ベルリンからICEでシュトゥットガルトに移動。
翌日、そのシュトゥットガルトからローカル線で1時間ほどのチュービンゲンに。
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駅から歩いて十数分で、目的のチュービンゲン大学古生物学博物館
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ちなみに入場無料。というか、研究棟の一角が展示室になっています。

で、入り口すぐに、、、
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「恐竜学最前線」での金子隆一氏のレポートや、事前に研究者さん方にいろいろ情報は貰っており、ある程度予測していたとは言え、ヤバい! ここは絶対にヤバい!

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壁の模様と思いきや、、、

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全部に化石が嵌ってる!どれも見事な保存状態。

2Fの展示室に上がった所で、フィリップ・ハブリック氏マークス・ブラー氏と合流。ハブリック氏は、今回の訪問にあたって事前に博物館に連絡した所、その担当の方から、またベルリン自然史博のハインリヒ・マリソン氏からも紹介して頂き博物館を案内して下さる事になっていました。
ブラー氏は、古生物・現生動物・未確認動物造形が趣味で、これまではネット上でのやり取りがあったのですが、会うのは今回が初めて。
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そこはかとなくクラフトワークの「マン・マシーン」のジャケット風味。向きが逆&一人足りないけれど。
とりあえず展示の撮影は後回し、お二人といろいろとお話しつつ見学。昼過ぎになり、ハブリック氏は仕事に戻られ、ブラー氏はそのまま同行して頂ける事に。そこで「展示の画像を撮る前に、ランチ食べたいです。 どこかこの近所で美味しいチュービンゲンな料理食べられる所あります?」と聞くと「特にチュービンゲン料理的なものは無いけど、案内しますよ」と中心街へ。

と移動し始めてすぐに、、
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大学の動物学研究棟だそうで、骨格・剥製等の展示があるとの事。
「一応一般開放もしているけど、担当者の許可がいるから、もし見たいなら後で聞いてあげますよ」とブラー氏。

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昼食。普通の観光客だとまず入らないようなお店。
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日本なら、肉一枚で一人分、なボリューム。旨い!
食事中、肉食恐竜の唇の話に。ブラー氏の見解を聞いてみると、「軟組織の痕が見つかってないと思うし、なんとも言えないかな。でも、そういう話なら私はバシロサウルスの頭部の復元に興味があって、、、」 そう来たか! 私もいろいろ考えていた所です。解説の為にブラー氏が描いたバシロ頭骨は、ちゃんと歯の形状が合ってました。この人、ちゃんと判ってる!「クジラって言えば、日本でも凄く面白いのが見つかってますよね。ナントカカントカって学名で、、、」「?????、、、ちょっと学名を書いて貰えます?」で、その学名見ながら氏の説明を聞く事、2~3分、、、、「Brygmophyseter shigensis、、、、シガマッコウか!」 もっとはやく気付よ、俺。というか、和名だけ覚えてちゃダメだ。反省。

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Buhler氏自作のペンダント。かわいい。

食事の後は、ちょっと観光。中心街すぐそばのホーエンチュービンゲン城へ。
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らしくなく、観光旅行な感じ。

という事で、長くなったので展示の画像がほとんど無いまま次回に。



次回予告
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ついに念願の!

ベルリン2日目>移動日

ベルリン2日目は、午前中は再度、ベルリン自然史博物館へ。
午後からはベルリン動物園&水族館へ。

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このパンダの人気の無さっぷり(笑)。
列の必要などなく、普通にこの距離で見れます。もしかして、運が良かったのかな?でも、ライオンやアシカの餌やりのほうがずっと人が集まってたし。なんせ「地球の歩き方」にさえ、パンダよりもゴリラやシロクマ(クヌート・先日死亡してしまいましたが)のほうが人気、ってあるくらいだし

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途中、動物園内で遅めの昼食。


次は動物園の同じ敷地内にある水族館。
水族館なのですが、外側が何故か恐竜、しかも
なかなかのレトロ感。
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凄い胴体のトリケラ。

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なんと、メイオラニア。

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ベロドンって誰?と思ったら、現在はフィトサウルスになっているそうです。

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そしてイグアノドン。
古い復元と建物の雰囲気が合っていて、風格があります。

水族館、とありますが、規模は大きく無く、また魚類だけでなく、爬虫・両生類、昆虫の展示に非常に力が入っています。特に珍しいものが揃っている訳ではなく、一般的にはペットとして飼われている種類も多いのですが、ケージ内のレイアウトや個体の状態の良さが目を引きます。

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とか良いつつ、何気にムカシトカゲがいたり。
遠くにいたのを無理矢理撮ったので、こんな画像。

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魚類フロアの一角

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爬虫類フロアの一角

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休憩場所

帰りに駅の近くでCD屋見つけたので、ミヒャエル・ローテルのCDとか探しましたが見つからず。っていうか、ノイ!とか日本発売版売ってるし。


4/3
この日は移動日。
今回の旅の目的の一つが、電車を使っての移動。いつものSVP参加は、空港とホテルの移動はタクシーで済んでしまいますし、電車やバスを使う事は稀。ですが、そこは鉄道・バスの交通機関が発達しているドイツなのですから、極力そういうのを使ってみよう、という事で、ドイツの新幹線・ICEで次の目的地へ移動。チケットは事前に日本からネットで取りました。料金が飛行機に近い感じで、三ヶ月前から販売開始、時間帯にもよりますが、場合によっては定価の1/4程度で買える事も。今回はちょっと贅沢して1等席に乗ってみました。といっても、値段がそんなに高くなる訳ではありません。

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割とシンプル。席が少ないので開放感はありますが、日本の新幹線のグリーン席のほうが高級感はあるかな。

・・・・・

オマケ ドイツのテレビで流れてるCM



ドイツ編、続く

ベルリン自然史博物館 その2

博物館見学中に、「サウルス」「ソーラス」
「ザウルス」の3通りの読み方を聞きました。
「ザウルス読みの元はドイツ語読み」を実感。

・・・・・・・

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恐竜画像追加。
プラテオサウルス舌骨付き!


前回の記事の
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の画像。
ARCHAEOPTERYX、
つまりあの始祖鳥ベルリン標本の間です。

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 照明が3方向に設定されていて、時間が経つと照明の方向が変わります。それにより微妙な凹凸の影の具合が変わり、様々なディテールを観る事が出来るのです。


では、ここからは解説は簡単に
(細かく紹介しだすと、ホントにキリがない)


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化石展示室。リニューアル前のちょっと年代を感じさせる展示に、新しい展示も混在してます。


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鉱物・岩石展示室。


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中~大型哺乳類剥製

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小~中型動物の剥製


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ペンギン


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剥製製作や化石のクリーニング等、博物館の展示に使われる様々な物の製作を紹介する一角。

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剥製製作紹介


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昆虫拡大模型展示

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 ピンボケで申し訳ないですが、模型のおおよその大きさが判るかと。
 この一連の模型を製作したのはAlfred Keller氏。そして製作されたのは1930~50年代! 模型製作の映像もありましたが、作り方は展示用模型としては至ってオーソドックス。それだけに、このリアルだけではない、美しさも兼ね備えた作品を制作したAlfred Keller氏の知識と美意識の高さに溜め息がでるばかり。

また、博物館の過去の展示物を紹介する(?)企画展が開催されていました。
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 英語の解説がない展示も多くて、それが残念な一方で、もし英語解説があったらそれも読み始めて、本当に時間と体力が足りなかったかも。
 念のためと、ベルリンで2日まるまる時間を取っておいて良かったです。

ドイツ編 続く

>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

ベルリン自然史博物館 その1

ホテルから数分のベルリン自然史博物館
(博物館に近いホテルを取ったのです=他の場所の観光・見学をする気がほとんどない)

 博物館見学の折には、とりあえず全部をぐるっと見て展示物を一通り把握する事にしていますが、、、

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 入っていきなりです。ここで一旦魂抜かれます。私くらいの世代なら、恐竜骨格の象徴の一つと言っても良かったベルリンのブラキオサウルス・ブランカイ。あれと同じ標本からより精度の高いレプリカを再制作、博物館リニューアル時に再組み立てしたもの。以前の組み立てよりもさらに頭の高さが高くなったそうで、それに合わせホールの天井も改修したのだとか。首の角度に関しては、関節部の軟骨の厚み等を考慮すると可動範囲が結構広い、という説があり、それを取り入れているようです。ここまで頭を上げることは可能であっても、それが基本的な姿勢でも無い、という見解もあるようです。これほど上には上がらない、という説が最近の主流ではあるのですが、この辺は未だ諸説あります。

 前肢の動きも結構思い切った感じではあります。首の角度も含めて、結構アクティブな動物としての表現です。ちなみに、ブラキオサウルス・ブランカイは現在はギラッファティタン・ブランカイと言われる事が多くなっています(博物館の展示解説はまだブラキオサウルスのままでしたが)。

 気を取り直して次に進もうにも、やはりアチコチで足が止まってしまい、恐竜ホールをなかなか出れない。
そしてダメ押しで
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アレですよ!アレ!
詳細はまた後ほど。

 さて、あとは他の展示をグルっと見て、また古脊椎関係の展示に戻ってくるか、と見学始めましたが、、、、

 ヤバい!っていうか、俺この博物館甘く見過ぎてた!(と、毎回どこの博物館行っても同じ事言ってますが)。
いや、甘く見てたつもりは無かったのですが、予想を遥かに越えた凄さ! 人間、凄いもの見ると本当に口が開きっぱなしになるのです。あと、凄いもの連続で見ると、今自分が驚いているかさえ判らなくなるのです。なんていうか、感情のアップダウンが無くなる(トップギア入りっぱなし)ので困ります。

とりあえず、恐竜ホールに戻って落ち着く、っていうか、ここが落ち着く場所になってるのが既におかしい。


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 ディクラエオサウルス! 
 これも子供の頃から見たかったんですよ~(感涙)。他の展示でも見た事なかったので、初ディクラエオ。このブログらしく、この真横からの画像を。このアングルの画像は、他でもほとんど無いはず。

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ディプロドクス
 この竜脚類3体が並ぶホール中央は「Parade der Titanen」(巨人のパレード)と題されています。そのまんま、ですが楽しいです。


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 最初、これ誰?と思って解説見たらエラフロサウルスでちょっとビックリ。以前の展示では、もっと細長い顔をしていて、その写真を子供の頃から本で見ていたのですが、リニューアル時に、近年のケラトサウルス類のアベリサウルス類に属するという説を元に頭骨を新調したようです。前肢も以前と違うような、、、。


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 ケントロサウルス
 これもリニューアルで再組み立てされてます。

と、恐竜ホールで撮影しているところで、この博物館の研究者であるHeinrich Mallison氏と合流。Mallison氏は、プラテオサウルスやケントロサウルスの標本のデジタル3Dデータを取り、それを元にコンピューター上での骨格組み立てや可動範囲の考察の論文を発表されています。以前からメールのやりとりがあったのですが、直接会うのは初めて。で、挨拶もそこそこにバックヤード(収蔵庫)へ案内して頂く事に!


 でも、バックヤードで見聞きした事はここでは書けませんので、あしからず。 Mallison氏の次の予定の都合で二時間ほどの案内でしたが、終わった時は眼も頭もヘロヘロでした。
 また、Mallison氏の解説が面白い!こちらの英語力に合わせた言葉選びと、それを補う身振り手振り、それに加えてのネタの仕込みっぷり。もちろん、貴重な実物化石も相当な量見せて貰いました。というか、模式標本とか、この種類では一番状態が良い、とか、そんなんばっかだ! 化石そのものの存在感・情報量に加え、ラベルに度々見るJANENSCHの文字に感慨もひとしお。子供の頃から、詳しい事は判らなくても、その名前だけは記憶していましたから。
 そんな大変お世話になったMalisson氏自身の画像も撮ったのですが、全部バックヤード内で撮ったのでお見せ出来ません。残念。チャールズ・ナイトのハドロサウルス復元画を基にした、昔の模型を手に写ってくれた画像とか、良い画像があるんですが、、、、。

 という事で、その代わりに
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Mallison氏オススメの撮影ポイント、
ブラキオサウルス・ブランカイの肩甲骨でのMallison氏が撮ってくれた画像。


 別れ際に、お土産&これまでの資料提供今回の案内のお礼に私の古生物根付風ストラップ5種をプレゼント。
「こんなにいろいろ貰えるほどの事はしてないから、申し訳ないよ」とMallison氏。いや、こっちはこれでもお礼に足りなくくらいで、本当に申し訳ないと思ってますよ!5種類の中では、ドレパノサウルスとリカエノプスがウケてました。その2つって、5種類の中ではマニアック過ぎるのか、あまり売れないほうの2種(笑)。でもこういう反応が見れて、造ってよかった、としみじみ。

 さて、恐竜ホール以外の展示も紹介。

 前回の記事でネタ振りしたコレ。
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 同じ場所から90度右を向くと
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 画像ピンボケで申し訳ない。完全空調の部屋の中に全面ガラス張りの液浸標本室が丸ごと入っているのです! どちらかと言えば、一般的には気味が悪いとさえ思われがちな液浸標本をこれほどに美しく見せられるとは!! 現場で実際に見ると、この画像なんかよりももっと幻想的で美しい、しかし非常に科学的な光景です。
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壁面だけでなく、中も空間も標本でギッシリ。

長くなったので、続きはまた次回。

>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ


遂にやって来ました

「ルビコン」「フェードラ」のタンジェリン・ドリームで、
カンでアシュ・ラ・テンペルで(ここまではMH並び)、
ノイ!でクラスターでマイクやポールのヴァン・ダイクで、
ハードフロアでマウス・オン・マーズで(最近の人、
ほとんど知らないなぁ、、、、)、

そして何と言っても、



そんな国にやって参りました。


4月1日だからって、嘘じゃないですよ。

ついでに、日本では真剣勝負の事を「ガチ」と
言いますが、こちらでは「ゴッチ」と言うらしいです。
ホントかどうかは、是非皆さん実際にこっちの国で
お試し下さい! もちろん自己責任で。
キャッチ・アズ・キャッチ・キャンの餌食になっても
知りません。


・・・・・

次回予告

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壁一面の液浸標本、、、なんて甘いもんじゃ無いのです!
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