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:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

近況


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ニジェールサウルス始めました。
インパクトのある口の形のせいか、
オモチャ等では妙に頭部が大きくされていたりしますが、
実際は至って普通の中型竜脚類のバランス。
一方で、横に広い口が目立つ正面顔ばかり話題になりますが、
頭骨の側面の形も相当に変わってます。
去年の科博での恐竜展で全身骨格を見て以来、
すぐにでも造るつもりが、なかなか時間が取れず、
やっと作業開始です。

科博のトークイベント紹介

●4/24(土)14:00~15:30(90分)
会場 日本館 2階 講堂
募集 100名(当日先着順:会場にて13:30から受付開始)
演題 「ゾウの歩き方、走り方の不思議」
演者 ジョン・ハッチンソン博士(英国・王立獣医大学・准教授)
詳細

●4/29(木) 正午~、午後2時~(各約30分程度)
 実施フロア:地球館B2F 
「歯のあるヒゲクジラ」地学研究部/甲能 直樹
詳細

どちらも非常に興味のある内容です。
東京近郊の方が羨ましいです。

近況

●締め切りが2つ重なって、ちょいとテンパってましたが、
何とか目処がつきました。といっても、作品が無事到着するまで、
また役目を果たすまで気は抜けませんが。

●そんな中、国内外の研究者さんから作品の感想メール。
双方とも、地味にこだわっていた部分を判って下さっていて、
嬉しい。
プラテオサウルスの後肢の厚みが良い、なんて感想もあって、
やっぱりプラテオのポイントはそこか!と納得。

●Windows7の起動音が「ポアンカレ♪」に聞こえます。
という事で、「完全なる証明」を読み始めたり。

プセフォデルマ完結編

「カメニアラズ」プセフォデルマ完結編

そもそもは、この経緯で入手した論文が始まり。
プセフォデルマは前から気になってはいましたが、
ネットでは十分に資料が集まらず、またこの論文の
存在は知っていましたが、入手方法が判らず。
といって、そんな論文がある事を知ってしまったら、
それ無しで造形する気にはなれない。入手出来るとしたら、
もっと先の事かな~、と思っていたら、意外に早く入手。
こうなれば、もう造るしかない!

という事で、早速製作。
それに、翌年のSVP(古脊椎動物学会)に向けて、
そろそろコティロリンクスに代わる、
次のネタが欲しかったんですよね。
コティロリンクスの顛末はこちら
その1その2その3ついでにコチラも)を参照。
コティロリンクスのお蔭で沢山の方と知り合う事が出来たのですが、
いつまでも頼る訳にもいかないのです。

そして、2009年のSVP。そこでの顛末はこちら
その後、クリスチアーノ・ダル・サッソ氏からは
プセフォデルマの論文の著者
ジョバンニ・ピンナ氏のアドレスを教えて頂き、
ついに直接連絡が取れる事に!


ちなみに、プセフォデルマは板歯類と呼ばれる爬虫類の一種。
板歯類にはプラコドゥスのようにウミイグアナに似た姿のものや
ヘノドゥスやプセフォデルマのように
カメに似た姿をしたものがいますが、
カメやイグアナよりもプレシオサウルス類(俗に言う首長竜)
に近縁のグループ。
プセフォデルマはカメと同じような、いかにも甲羅の中に引っ込みそうな
手足で描かれている事が多いのですが、これはカメの骨格が
四足動物の中でも非常に特殊であって、プセフォデルマを
含む板歯類は、カメとは甲羅の作りも肩甲骨の位置も違う、
普通の四足動物タイプなのでは、と考え
(つまり、手足は引っ込まない)、
今回の造形でもそのように表現。
既存の復元とは骨格の捉え方が違うので、
かなり勇気がいる判断でもありました。

、、、、、、という自分の考えも説明した上で、
ジョバンニ・ピンナ氏に作品の画像をメールでお送りしたところ、
「この動物の復元作品として完璧です」
との感想が!
実はダメ出しが来るんじゃないかと心配もしてましたから、
返事を頂いた時はホッとしました。
もちろん、ピンナ氏も私の復元に全面的に
支持している訳では無いと思います。
ただ、一つの考えに沿って、それに根拠と理由を
付けて表現し、それを研究者にも伝えている姿勢を
評価して下さった、と捉えています。

では、あらためてプセフォデルマ完成品を。
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ただ古生物・恐竜を描いたり造ったりするのではなく、
その作品を通じていろんな方と知り合える、しかも
古生物学は世界中で研究されているだけに、
どんどんいろんな所に繋がる可能性がある、
それが古生物復元に挑戦する面白さの一つと思っています。
それに、こうしたあまりメジャーでは無いネタを造ると、
その動物を研究されている方はもちろん、
他の分野の研究者にも妙にウケが良いので楽しいのです。


で、次は何を勝負ネタ用に造ろうかなぁ、、、、。


4月1日だというのに、、、、

、、、、、この日のために嘘ネタを書き溜めてきた
ネタ帳「ウソノート」を、つい先日何処かで紛失してしまいました。
もうガッカリです、、、、、。











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うろ覚えなのですが、こんな感じのノートでした。
もし見つけらた方が居られましたら、お知らせ下さい。
宜しくお願い致します。