:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

恐竜博2009

・26日
恒例の、かつ1回休みだったので1年振りの
ワンフェス。今回は結構お客さんが多くて、
ほとんど会場を回れず。でも、いい感じで
古生物に詳しかったり、興味を持っている方が
多くて楽しかったです。

という事なので、レポートしように画像も
ほとんど撮ってないので、ネタが無いのです。
動物系のディーラーさんとか、
増えてるみたいなんだけどな~。


・27日
久正人さん恐竜博を見学。
すでに恐竜博見学済みの皆さんは一様に
「なんかいろいろとデカイよ~」と仰っていましたが、
確かにその通りで。

ここでは個人的なお気に入りを幾つか。

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スピノサウルス亜成体。
全長17mの成体スピノサウルスが今回の
恐竜博の目玉ですが、失われた標本に関する
写真や論文を手がかりに再現した成体と違い、
こちらは実際に現在発掘研究されている
数個体分合わせて約60%残っている標本から
復元されたもの。これからしばらく、
さらに保存状態の良い標本が発掘・研究される
までは、スピノと言えばこの骨格をベースに
考える事になるかも知れません。

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モノロフォサウルス。
モノロフォは割合見る機会のある恐竜ですが、
同じ恐竜でも、こんな感じでポーズや
各部分が綺麗にキマッっている展示があると
嬉しいのです。


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ゴルゴ&ティランノ(ティラノ)亜成体コンビ。

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ノスロニクス。
現在、組み立て骨格が見られるテリジノサウルス類では
この標本が一番カッコイイんじゃないかな、と。

目玉のスピノや、マメンキサウルス、ギガントラプトル、
恐竜のミイラ「ダコタ」はもちろん、
ヨロイ竜の展示やティランノ頭骨バリエーション等、
見所はまだまだ沢山あります。

また会場には成体スピノサウルスを初め、
実物大復元模型も展示されていますが、
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グアンロンにディロン、

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バハリアサウルスにカルカロドントサウルス、
と、かなり丁寧な造形です。
復元模型は、公式カタログには掲載されて
いないので、是非会場でじっくりご覧下さい。

さらに、今回のオススメは公式カタログ。
多くの研究者による、様々な分野の最新の
研究成果が収録されており、かなり内容が濃く、
専門書レベルと言っても良いかも。マメンキサウルスや
スピノサウルスの全身骨格図が収録されているのは
模型やイラストをやる人間には嬉しい所。
資料として使う事が多い人は2冊買いしても
損は無いのでは?

公式フィギュアもありましたが、今回は
これを購入。
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レジのお姉さん
「あの、首が袋から出てしまうんですが
 宜しいでしょうか、、、、、、」
「、、、、、、、、、、、、、、、は、はい、、」

中に各部可動のフレームが入っているそうで、
首、しっぽ、前後肢がグリグリ動く優れもの。
デザインも可愛いし。

でも、コレ用の大きい袋くらい用意しとこうよ(泣)。

北海道 2日目~3日目

前回からの続きです。

講演会の会場はほろしん温泉のホール。
北海道大学博士課程で首長竜の研究を
されている望月さんも駆けつけて下さいました。
札幌から車で3時間かけて来て下さり感謝なのですが、
そこはやっぱりいろいろと私の手伝いをさせられるハメに(笑)。

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講演中。撮影は望月さん。
望月さんは、カメラ係だけではなく、ワークショップに
遅れて参加された方への対応や、講演中に専門的な部分での
補足をお願いしたりと、いろいろと助けて下さいました。
講演参加の方は、日頃から化石館の活動に参加されている方が
多かったそうなのですが、それだけに熱心に話を聞いて下さり、
こちらも楽しくお話させて頂けました。

時間が前後しますが、講演前、温泉のレストランで
昼食を取っていると、望月さんが温泉の名前が
印刷されている割りばしの袋を持って帰る、と。
理由を聞くと「ほろしん=Holocene、つまり完新世。
ぜひ大学の先生方に見せたい」との事。
感心すると共に、今まで気づかなかった自分の
勉強不足も痛感。
新生代については、まだまだ知識が足りません。

講演のあとは、タラソメドンの骨格をさまざまな
角度から観察しつつ、望月さんによる首長竜に関する
レクチャー。望月さんは首長竜の泳ぎ方について
研究されているので、復元模型を造る者にとっては
直結するネタが続々と。
化石体験館ジオラマ用に制作した首長竜は
望月さんの復元に関する見解をいろいろと取り入れています。
上手く纏められたか不安だったのですが、
作品を直に見て望月さんも大変喜んで下さったようで、
ホッとしました。


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一周年記念、サメの歯化石封入ストラップ。
化石館スタッフが制作した物です。
こういう小物から全身骨格まで、
化石館学芸員の篠原さんとレプリカーズの皆さんは
大概の物を自前で用意してしまいます。

そして結局、札幌への帰路も望月さんにお世話になる事に。
化石館を出発して少しすると望月さんが
「これ、画像撮っておくべきでしょ!」



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北海道だし、ナコルルと組み合わせると
かなりの破壊力の観光資源になるよーな。
ちょっと先にある「とまれ」の表示が
「あんまり夢中になりすぎるなよ」のメッセージかのよう。

札幌に到着後は2人でジンギスカンで夕食で1日終了。

北海道最終日は、北海道大学総合博物館で望月さんと
合流。学食で昼食食べたり、植物園を見学したり。
いろいろと面白かったんですが、長くなりそうなので
今回はここらへんで。


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こんな物が空港にあるんだから、
すごい浸透っぷりだ。

北海道 2日目-沼田町化石館-

19日
沼田町化石館新館「化石体験館」開館
一周年記念展示と記念講演のため再び沼田に来る事が出来ました。
この体験館常設展示用の復元模型制作はまだ継続中で、
その資料として、もう一度展示物や標本を見たいと
思っていましたし、前回沼田に来た時は、まだ体験館は
開館前でしたから、そちらも是非見ておきたかったのです。

沼田町化石館0907192
沼田町化石館0907193
「化石体験館」の様子。
これに、化石レプリカ制作体験等に使う
実習室があります。
普段はここに大型首長竜・タラソメドンも
展示されているのですが、一周年記念展示期間は、、、、、

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こちら、道を挟んで向かいにある、ほろしん温泉ロビーに
出張中。2階から全身を見下ろせるのが嬉しい。

記念展示期間は私の作品も展示されています。
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沼田の地層の年代や、産出している化石に
関係のあるネタを選んでいます。

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このタラソメドンは化石体験館の宣伝用に

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温泉のフロントに常駐しています。
ワンフェスや作品展等、あちこち出張した作品なのですが、
こうしてとても良い場所に落ち着くことが
出来て嬉しいです。


体験館に戻って、常設展示されている
私が制作した復元模型。
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アミノドン。

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ジオラマに使用されているモササウルス類(クリダステスがベース)と
大型首長竜(タラソメドンがベース)。


講演の様子等はまた次回。

北海道 1日目

18日
午後2時ごろに新千歳空港着。
温度は15度、涼しいを通り越して寒い!
札幌で急遽長袖を購入。

古沢仁さんを訪ねて札幌市博物館活動センターへ。
古沢さんの北海道での活動については、
去年北海道を訪れた際に、沼田町化石館の篠原さんや
北海道大学の小林快次さんに伺っていたのですが、
その後、仙台の古生物学会ですでに古沢さんとは
面識のある新村龍也さんが紹介して下さり、
今回仕事場を訪問出来ることになりました。

古沢さんは、海棲哺乳類、特に日本で発見された化石海牛に
関する研究・活動が多く、また博物館とその地域の方との
関わり合いにも熱心に取り組んでおられ、
沼田町化石館の名物の一つと言っていい
レプリカーズを立ち上げた方でもあります。

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札幌市博物館活動センターの展示物。
現在センターはビルの一部を使用しての活動で、
展示室もその中の一角です。

古沢さんには、ご専門でもある海棲哺乳類をメインに
北海道で見つかったさまざまな標本の話や、
センターの所蔵品を見せて頂きました。
クジラの系統の話は、日ごろあまり見聞きする機会が
ないので非常に興味深かったです。

センターの学芸員さんにチリモンファンがおられる事が判明。
「チリモン博物誌」も買いましたよ!」との事。
ご自分で見つけられた自慢の(?)チリモンを、
研究者らしくキチンと保存されていました。
札幌まで来てチリモン話で盛り上がる事になるとは。

札幌で古生物関係の展示というと
北海道大学総合博物館がありますが、
古生物に興味のある一般の方を受け入れる活動が
充実している点では、ぜひこの札幌市博物館活動センターも
訪れて欲しいと思います。


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あ、植物が専門という学芸員さんに
札幌のビルの上に咲いた大きなお花の事
聞くの忘れた!
地下鉄に出たという大きな虫の標本も無かった、、、、。
タクシーの運ちゃんに
「大きなカメ見ました?」って聞いても「?」な顔されたし。

そういや、ゴジラも来てましたね。

群馬行き

11日
途中、電車乗り換えの高崎駅で
漫画家・所十三さん、恐竜倶楽部会員sarsaさんと
バッタリ。さらに、目的駅で恐竜倶楽部会報編集長のBa2さん、
アクアプラント・守亜さんと合流。

今回の目的は「シーラカンス展」見学と、
この日に行われる北九州市立自然史歴史博物館・籔本美孝先生
講演「シーラカンスの謎と不思議」。

講演開始前にシーラカンス展を見学していると
京都大学博士課程の黒須さん、「絶滅哺乳類大会」共同主催の
A.E.Gさんも合流。にぎやかな展示見学になりました。

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シーラカンス展のために籔本先生の監修で製作された
全長3.8mの実物大マウソニア・ラボカティの立体骨格。
今回の目玉の一つです。

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シーラカンスの中でも変わり者と言って良い姿の
アレニプテルス。復元模型はアクアプラント・守亜さん作品。

午後1時30分より籔本先生の講演。
シーラカンスと言えば、現生種が話題になる事が多いのですが、
籔本先生の講演では化石種から判明するシーラカンスの
歴史と、現生種との比較から得られる情報など、
シーラカンスという動物全体を俯瞰できる、といって内容が濃いだけでなく、
籔本先生の語り口も楽しいものでした。

講演終了後、再度シーラカンス展会場と
常設展見学。もう13年ほど前にこの博物館に
一度来ているのですが、その時は恐竜の展示の
写真ばかり撮っていて、そのほかの哺乳類などの
写真がなかったので、それを撮影するのが
今回の目的の一つ、、、、、、、だったのですが、
群馬県博・高桑先生他皆さんにいろいろと
お話を伺っているうちに時間が無くなり、
結局駆け足で撮影。
ま、展示されている物はおおよそ把握出来ましたから、
必要になればまた来れば良いのです。

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ディメトロドンの足跡。こんな展示あったんですねぇ。

群馬県博は、古生物の展示も非常に充実しており、
特にブラキサウルス、マメンチサウルス、カマラサウルスと
3体の大型竜脚類の全身骨格が展示されている
日本でも数少ない博物館です。まだ未訪という方は
シーラカンス展と一緒に是非。


博物館閉館後は、守亜さん、黒須さんと一緒に
近くにあるという美味しいと噂のケーキ屋へ。
すると、喫茶室には博物館館長・長谷川善和先生、
シーラカンス展初日を見学に来られていた
科博・真鍋真先生、所十三さんに恐竜倶楽部組が。
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という訳で記念撮影。

古生物ファン(というか、今回は籔本先生ファン?(笑))から、
日本の古脊椎動物学会の重鎮まで、年代もポジションも、
古生物への関わりかたもバラバラの皆さん。
でも、こやっていろんな人が集まって
それぞれに楽しんでいる場にご一緒させて頂くと、
古生物に関わる事をやっていて良かったな、と感じます。

その後は、守亜さんお薦めのインドカレー屋で
ご馳走になり、磯部温泉に一泊。


12日
帰宅の途中、ちょっと寄り道をして
造形作家・山崎繁さんの仕事場を訪問。
山崎さんと言えば、恐竜ファンには
海洋堂在籍の頃に手がけられた骨格シリーズが
有名かと思いますが、現在は恐竜に関わらず
様々な分野の造形をこなす造形師として
活躍されています。
といっても、個人的に気になるのは、やっぱり
恐竜・古生物ネタ。仕事場には、、、、、

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とか

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なものが。
近いうちに公式に発表されると思いますので、
皆さん、期待しましょう。

短い旅でしたが、今回も多くの方と
お会い出来て、いろいろ話も伺えて楽しかったですね。
現地でいろいろとお世話になった守亜さん、
博物館見学でご配慮いただいた高桑先生には
特にお礼申し上げます。

妖怪本・恐竜本・チリモン本

「妖怪を科学する!」
マイミクの樹山さんが表紙模型(ろくろ首)を制作です。
樹山さんはワンフェスやデザフェスに出展される事もあり、
そういう場で作品を見ることが出来ますが、
出来ればもっと大勢の方に見て貰える機会があればな、と
思っていたので、本の表紙に採用というのは嬉しいですね。


「Prehistoric Life Murals」
古生物復元画家としても、イラストレーターとしても
有名なウィリアム・スタウト氏の古生物壁画の画集。
クリーブランドでお会いした時にに内容を見せて頂いて、
それから発売が楽しみな本でしたが、
収録されているのは本当に素晴らしい作品ばかりです。
恐竜よりも哺乳類がメインですが、それだけに
普段あまり復元画などでは見かけない動物も多数登場で
楽しいのです。
いずれ、もっとキチンと紹介したい本です。


「チリメンモンスターをさがせ!」
先日、「ホネホネたんけん隊」見学をご一緒した
「恐竜をさがせ!」のスタッフが製作した本です。
「ホネホネたんけん隊」見学の後は、
きしわだ自然資料館に本の完成報告&お披露目へ。
私達もそれに便乗して資料館に行き、お祝いの飲み会に参加。
チリモン関係者は皆さん嬉しそうだし、
また今回初めてのお店の魚料理が美味しくて、
何とも楽しい時間でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7月に第2シーズン(?)が始まった
ティム・ガンのファッションチェックは外せません。
ステファニーはあんなに髪型変えないほうが良かったな~。

中国中央電視台「三国志」、
「華流ドラマ」枠での放送なのですが、
それって「ジャパニーズアニメ」枠で
「まんが水戸黄門」やってるみたいな違和感が。

ホネホネたんけん隊

7/5
大阪市立自然史博物館で開催中の「ホネホネたんけん隊」見学へ。
同行者は、「恐竜をさがせ!」で仕事をご一緒した
編集者さんに出版社の担当者さん、corvoさん
鰐亀流工房さん、それに最近は「チリモン博物誌」
名前が出たり、オオゴシさんのブログに登場したりと
妙に露出が多くなっているはにわや工房さん

さて、会場の様子。
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骨とか骨とか骨が展示されてます。

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フタユビナマケモノ

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肺魚にエイにガー。

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カメカメコーナー。
この画像には写ってませんが、
corvoさんのブログにあるスッポンやワニガメの骨格も
カッコ良かったです。

変に気をてらった展示もなく、難しい解説も少なく、
とにかく骨そのものの魅力を前面に出した
シンプルでも、様々な見方も楽しみ方も出来る
良い展示と思います。この夏休みには是非!


で、会場を出たところで、ホネホネたんけん隊開催の
功労者の一人、なにわホネホネ団団長の西澤さんとバッタリ。
ホネホネたんけん隊ポスターのイラストも西澤さんの手による物。
お忙しい所、足を止めさせてしまいましたが
嬉しいサプライズでした。