:ふらぎ雑記帳 <恐竜・古生物模型作品ギャラリー・ブログ>

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ベルギー&ドイツ 戦利品編

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チュービンゲンで滞在したホテル HOTEL HOSPIZ。
去年のチュービンゲン訪問の際に
「もう一度ここに来る時は、街の中心の宿に泊まりたいな」
と思ったのですが、今回その希望通りの場所に泊まることが
出来ました。
すぐ傍が街の中心の広場、すこし歩けばホーエンチュービンゲン城
という立地。
部屋も綺麗で、朝食も充実、スタッフも親切です。
駅からは徒歩10分ほど。途中、石畳の緩い上り坂があるので、
大きなスーツケース引っ張っての移動はちょっと大変かも。
また、ほんの少し入り組んだ場所にあるので、
事前の地図のチェックと、駅の案内所や街のお店で道を
聞ける準備をしておくと良いかと。

勿論、チュービンゲンには、他にも駅に近いホテルや、
もっと価格の安いホテルもあります。
今回、シンポジウム参加者の方に伺いましたが、
それぞれ快適に過ごせたとの事。
チュービンゲンは大きな町では無いので、
シュトゥットガルトからの日帰りでも
大学の古生物学博物館と街の観光は十分楽しめるでしょう。
ただ、ゆったりと取る夕食や早朝の雰囲気は泊りがけならではの
魅力です。

・・・・・・・・・

戦利品、と言っても、単に博物館で
購入して来た物の紹介なだけですが、、、

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ベルギー王立自然科学博物館で購入。
左側3冊は、博物館の図録や恐竜ホール改装の様子を
纏めた物。右下の2冊はイグアノドン本。
左がフランス語版、右が英語版。フランス語は全く判らないの
ですが、表紙が綺麗なのでフランス語版も購入。


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ベルギー王立博の記念メダル。2ユーロ。
500円硬貨よりも大きく、デザインや造りもしっかりしています。

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左上はベルギー王立博で購入の古生物の描き方本。
モスコプスやエオギリヌスEogyrinusが載ってます、、、、
って、どういうチョイスなんだか。
その下はハウフ博物館で購入の化石種サメ・ヒポドゥスの小冊子。
右2冊もハウフ博物館で購入。博物館のコレクションが紹介されています。


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ハウフ博物館のポストカード。
見事な魚竜や海ユリの展示があるにも関わらず、要所要所で海ワニを
推してきます。もちろん、魚竜等のポストカードもありましたが。

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ゾルンホーフェン・ジュラ博物館のTシャツ。
左が始祖鳥・アイヒシュタット標本、右がジュラベナトル。

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左はジュラ博物館の始祖鳥バッグ、左は今回のカメ進化シンポジウムの
記念バッグ。

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カメ進化シンポジウム記念のビアマグ。
受け付けでコレを渡された時は驚きましたが、
決して大規模な集まりでは無いにも関わらず、
こういうものを用意してしまう主催者の意気込み&
楽しもう感が伝わりました。

というか、プロガノケリスがデザインされたビアマグなんて
もう二度と造られないんじゃないだろうか。


・・・・・・・・

これで今回のベルギー・ドイツ編のレポートは終了。
本当はもっと紹介したい展示物も多いのですが、
やりはじめるとキリが無いのでこの辺で。
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ゾルンホーフェン・ジュラ博物館

6月4日

カメ進化シンポジウムのツアーで、ゾルンホーフェンへ。
チュービンゲンからはバスで約3時間。

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ゾルンホーフェンは、何といっても始祖鳥が発見された場所として
数ある有名な化石産地の中でもトップクラスの知名度でしょう。
今回訪れたのは、その中でも始祖鳥・ロンドン標本が見つかった
場所だそう。
ゾルンホーフェンは石版画用の石材の産地として有名。
最初に発見された羽毛化石に付けられた
始祖鳥の学名・Archaeopteryx lithographica
(アルカエオプテリュクス・リトグラフィカ)の種小名は、
石版画=リトグラフィが語源になっています。

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採石場の一部が開放されていて、化石採集をする事が出来ます。
とはいえ、ホルツマーデンの時と違って、こちらはなかなか化石は
出ません。

研究者さんが集まっているので、何か見つかったのか?と
行ってみると、、、、
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「カメの甲羅の化石見つけました!
 皆さんで学名付けて下さい!」
この集まりならではのジョークです。

1時間ほどの化石探し(化石はほとんど見つからなかったようです)の後、
アイヒシュタットの街中に移動して昼食。
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街中を散策中に見つけた、建物の壁にあった画。
始祖鳥の翼です。


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昼食後は、ゾルンホーフェン産の化石を展示する
ジュラ博物館へ。丘の上にあるお城の内部の一部が
博物館になっています。


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入り口すぐ傍にあるオリジナルグッズ紹介。
そこで「あ、ジュラベナトルってココだったんだ!」
と、やっと気付く。

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その、ジュラベナトル。見事な保存状態。

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始祖鳥・アイヒシュタット標本。



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でも、一番人だかりが出来ているのはカメ化石展示。
こういう風景も、今回の集まりならではかと。

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確かに、見事な化石です。

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翼竜標本。

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ランフォリンクス。書籍等でお馴染みの標本。

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化石種との比較のため、オウムガイ等の現生の動物の展示水槽も。
綺麗に管理されています。

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丘の上のお城にゾルンホーフェンの見事な化石。
それが美しく展示されているという、その雰囲気だけでも
十分な上に、始祖鳥まであるという、小規模ながら贅沢な
博物館です。ここも私一人では自力で来るのは難しかったはず。
そこに研究者の皆さんと一緒に、バスでの快適な移動で来れたのは、
素晴らしい経験になりました。

ベルギー・ドイツ編、もう少し続きます。
次回は戦利品紹介編。

・・・・・・・


 
>「世界の恐竜博物館見聞記」ホームへ

ホルツマーデン・その2


ハウフ博物館を満喫、もういろいろ満腹・満足と外にでると、
道を挟んで向かい側にもう一つ博物館の看板が。

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入り口のプラテオサウルス。
シュトゥットガルトのレーヴェントール博物館の前に
設置されている物と同じ物のような。
改めて見ると、なかなか良い顔してます。

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流石に前回紹介のハウフ博物館ほどの規模、洗練された施設では無いですが、
展示物は良い物があります。

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大型魚竜の頭骨。後ろの実物大模型でその大きさを実感。
ちょっと気持ち悪い位の大きさ。


で、こちらの博物館の売り(?)は、

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裏が化石発掘場なのです。ハンマーも貸してくれます。

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でも、ハンマーをふるうまでも無く、数分も探せば
これくらいのものが見つかります。
勝負はアンモナイトを見つける、ではなく、如何に良い状態のものを
見つけるか。
欲張りだすと大変&荷物が重くなるので、
小さいものを幾つかだけ持って帰って来ました。

・・・・

夕方前にチュービンゲンに戻り、夕食まで時間があるので
ホーエンチュービンゲン城へ。城内が考古学博物館になっているのです。

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博物館入り口

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・・・・

夕食はシンポジウム参加の皆さんと合流。
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ドイツ編続く

・・・・

次回
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リトグラフかつリトグラフィカな場所へ!

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ホルツマーデン・その1 ハウフ博物館

チュービンゲン大学が会場のカメ進化シンポジウムは、
6月2,3日の2日間が発表日。

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シンポジウムの休憩時間は単弓類部屋でコーヒー&お菓子。 


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シンポジウム1日目の夕食は、参加者全員でレストランへ。



6月3日
今回の旅行計画中にその旨、去年もお世話になった
マークスさんに連絡した所、
「車出すから、ホルツマーデンに行こう!」と。
ホルツマーデンと言えば、ゾルンホーフェン、メッセル、
ブンデンバッハ等と並ぶドイツ国内はもちろん、
世界でも有数の化石産地。
シュトゥットガルトチュービンゲンの素晴らしい標本も
その多くはホルツマーデン産。
実は、ホルツマーデンは前回も今回も是非とも行きたかったのですが、
スケジュール的に&自力では難しいかな、と諦めていたのです。
そんな所になんと素晴らしい提案!
シンポジウムに来ておいて発表を聞かない、というのは
不真面目極まりない感もありますが、
そんな御馳走ぶら下げられたら、もう仕方無いやん!


朝、マークスさんと合流。
いやぁ、こんなに直ぐに再会する事になるとは。
でも、ネットで連絡取り合っていたので、特別な久々感も無かったり。

アウトバーンに乗ると、巡航速度120km。
といっても、周りも同じ速度で走ってますし、
カーブも少なく、眺めも良いので逆にのんびり感さえ。
あ! この感覚は、、、、



そうか、ホントにこんな感じだったんだ!!




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と、海ワニの看板!
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チュービンゲンから約1時間でハウフ博物館着。
って、実物大ディプロドクスが2体。
ホルツマーデンって、こんなデカイ恐竜出てませんよね。
と不思議に思いながら博物館内へ。

このハウフ博物館は、ホルツマーデンで発見された化石が
地元にも残るようにと、ハウフ親子が創設した私設博物館。
現在はその3代目が館長だそうです。
歴代館長はそれぞれ古生物研究者でもあります。


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階段状の一枚一枚に、見事な海ワニや魚竜、海ユリ等が
入っています。

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魚竜

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海ワニ。右のステネオサウルスは、最大級の海ワニの1つだとか。

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プレシオサウルス類。

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ウミユリ。世界最大のウミユリ化石だそうです。

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展示物の見事さに加えて、館内の造りがまた綺麗なのです。
化石が芸術品のように飾られてます。

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さらに、この博物館、復元画と模型のクオリティが相当高い!
マークスさん曰く「標本や展示はもちろん、コレを見せたかったんですよ」と。
参考にする化石が良すぎて、造る側もごまかしが効かないのも
あるんでしょうけど、復元としてだけでなく、作品としての質も高いです。
というか、こんな綺麗な博物館にがっかりなイラストや模型が
あったら、逆に目立つだろうなぁ、、、。
受付の方に作品製作担当が誰なのかを聞いたんですが、
あいにく詳しい方が居られないようでした。

で、館内には恐竜の展示は全くありません(のはず)。
そこがまた潔く、「ホルツマーデン産の化石の博物館」という
主旨の徹底ぶりでもありますが、では先のディプロドクスは何かと言うと、、、
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庭には他にも実物大恐竜達。
恐竜化石の展示は無いので、化石=恐竜なイメージの見学者への
サービスな感じでしょうか? 
確かに庭に海ワニや魚竜ってのは無理がありますしね。

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小さいけれど、品揃えの良いミュージアムショップ。
ハウフコレクションを纏めた本や、オリジナルDVDも。
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化石も売ってたり。
買い物すると、海ワニがプリントされたビニール袋に
入れてくれます。

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恒例・博物館ご飯(ケーキとお茶ですが)。
お皿に魚竜マーク。

館内のキャプションはドイツ語のみ。
ですが、そこはマークスさんが同じ造型者・古生物好きとしての
ツボをついた解説をしてくださり、本当に助かりました。
去年もそうでしたが、展示の写真の撮り方がお互いソックリなんですよね。
「大きさが判るように、スケール代わりにそこに立ってくれない?」っていうポイントが
こっちが思ってるのと一緒だったり。

見事な標本と美しい展示手法の双方が素晴らしい博物館。
ただ、やはり自力で行くのは交通機関の事前の下調べが必要みたいです。
もしくは、タクシーで行くか(ちょっと高そうだけど)。
ちなみに、チュービンゲンからよりシュトゥットガルトからのほうが
近いようです。


ドイツ編続く

・・・・

次回予告
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ホルツマーデン・ボーナスステージ。

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カメ進化シンポジウム前日&チュービンゲン大学古生物博物館

6月1日
シュトゥットガルトに一泊の後、午前中はヴィルヘルム動物園、
午後はチュービンゲンへの移動の前にもう一度レーヴェントール博物館に
行くと、早稲田大学・平山先生とバッタリ。
まぁ、誰か関係者と会うかな~、と予想はしていましたが(笑)
という事で、チュービンゲンまで一緒に移動。

シュトゥットガルトからローカル線で1時間ほどでチュービンゲン到着。
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そもそも、今回のベルギー・ドイツの旅は
チュービンゲン大学で開催のカメの進化シンポジウムに参加するため。
世界中からチュービンゲンに専門家が集まるなら、きっと面白いし
勉強になるに違いない、と思ったのです。
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シンポジウム本番は翌日から。
この日は、博物館裏でパーティー。
シンポジウムオリジナルのプロガノケリス・マグカップに
ビールを注ぎ、
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炭火焼の肉、ソーセージを楽しむ。そして周囲は
錚々たる古生物研究者の皆さん。贅沢なまったり感。
日本からは、平山さんと、高橋さん(岡山理科大学)のお二人が参加・発表。
SVPですでに顔馴染みの方も居られるので、ちょっと場違いな
肩書の私でも声を掛けて貰えたり、他の方に紹介して頂けたり。


チュービンゲン大学古生物学博物館。
去年訪れた時は改装中だったのですが、それが完成。
去年はその素晴らしい展示物に驚きましたが、
今年はそれに展示の美しさも加わり、さらに魅力的な
博物館になっていました。
これも今回の旅行の目的の一つ。
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右下はリストロサウルス、左上はディメトロドン。
残りの2体は、去年はキャプションが無く、名前が判らなかったのですが、
今回ステナウロリンクスと判りすっきり。

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スタレクケリア。去年はこの角度で画像が撮れなかったのです。

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こういうのもあったりしますが、、、、
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ブラキオサウルスではなく、ギラッファティタンになっています。
その他のキャプションも、専門家が見ても、しっかり最新の研究が
盛り込まれた納得の内容だとか。

約30年前に出版された「世界の博物館シリーズ・ヨーロッパ自然史博物館」
での紹介や、約17年前の「恐竜学最前線」での金子隆一氏のレポートと
見比べても、展示物自体はそれほど大きく入れ替わっては居ないようです。
が、定期的な内装の改修や、時代に合わせキャプションを更新する事で、
常に研究の進展に耐える展示を見せている、そんな博物館に感じました。
フレデリック・フォン・ヒューネアドルフ・ザイラッハー
世界的に著名な古生物学者が在籍し、今でも古生物学では
名門校、という威厳と自信も伝わってくるようです。
ちなみに、見学は自由。入場料は必要無し。
ただし、大学内施設なので日曜は休館です
(念のため、訪問の際は事前に確認を)。

ドイツ編続く

次回予告
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看板(?)に逆の意味で偽りあり!


 
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